ディエンビエンフー勝利70周年(1954年5月7日~2024年5月7日)を記念し、人民軍出版社より回想録『 ディエンビエンフー ― 永遠の叙事詩』が出版されました。文化と歴史を愛する読者にとって、意義深い出版物の一つとなるでしょう。本書の著者は、英雄の地ディエンビエンと長年にわたり関わりを持つ、大佐でありジャーナリスト兼写真家でもある才能あふれる作家、ドアン・ホアイ・チュン氏です。
ドアン・ホアイ・チュン大佐( フーイエン出身)は、現在ホーチミン市写真協会会長を務めています。40年以上の軍歴を持ち、防空軍新聞、人民軍新聞の記者、ホーチミン市陸軍ラジオテレビセンター代表事務所長などを歴任しました。数々の賞を受賞したジャーナリストとしてのキャリアに加え、ドアン・ホアイ・チュン大佐は文学、写真、テレビの分野でも活躍し、数々の深く感動的な作品で人々に深い印象を残しています。『ディエンビエンフー 永遠の叙事詩』は、著者が長年のジャーナリズム活動を通して蓄積してきた記事を、かつてディエンビエンフーの戦場で戦った直接の目撃者から、日々発展し変化し続ける今日のディエンビエンの物語まで、余すところなく収録したものです。本書を読み進めるうちに、読者はベトナム人民の偉大な勝利のために犠牲を払い貢献した英雄たちへの理解を深め、誇りと深い敬意を抱くようになる。「ディエンビエンフー作戦本部での結婚式」「英雄的殉教者、ヴィンディエンへ、そして砲兵輸送路へ」「アン・ジョットが私に火を手渡してくれた」「ハノイの地からディエンビエンに来た三兄弟」「ディエンビエンフー勝利記念碑の作者はディエンビエンフーを一度も訪れたことがない」「片腕の英雄ハ・ヴァン・ノアの偉業」など、実在の人物や出来事が描かれ、心を揺さぶられる。戦時中を生き抜いた人々の痛ましい記憶と、不屈の精神、そして不屈の精神が、ジャーナリスト、作家、そして兵士でもあった彼の献身的な筆によって鮮やかに描き出される。そして、この作戦の最高司令官、ヴォー・グエン・ザップ将軍に関する記事も見逃せません。彼は才能と徳を備え、歴史と人々の心にその名を残しました。例えば、「ヴォー・グエン・ザップ将軍が人生で最も難しい決断について語る」「音楽を愛する将軍」「ヴォー・グエン・ザップ将軍、ムオンパンに最後の帰還」などです。さらに本書では、フランス軍(より強力で近代的な装備を備えていたと考えられていた)に対するベトナム軍の歴史的勝利において重要な役割を果たした、若く勇敢な高射砲部隊についても紹介しています。ディエンビエン作戦への情熱を共有するドアン・ホアイ・チュン大佐は、まず第一に、この作戦が五大陸で圧倒的な勝利であり、世界がますますその存在を認めていると述べました。注目すべきことに、彼は70年前のディエンビエン作戦に参加した兵士の息子でもあります。ドアン・ホアイ・チュン大佐は幼い頃から、父のドアン・ヴァン・クアン大佐からディエンビエンの戦いの話を聞かされてきました。父はフーイエン出身で、抗戦に参加し、ディエンビエン戦場へ行軍しました。母はトゥアティエン・フエ出身で、13歳から革命に参加しました。ドアン・ホアイ・チュン大佐の両親は1954年4月1日、つまりディエンビエンフー作戦中に結婚しました。著書の中で彼は、「私の両親はディエンビエンフー作戦中に結婚しました」という愛と感謝に満ちた言葉を捧げています。本書は、英雄的な歴史的過去を回想するだけでなく、読者を今日のディエンビエンへと誘います。それは、19の民族が暮らす、美しく活気に満ちた、豊かな可能性と豊かな文化的アイデンティティを持つ土地です。ディエンビエン省の高官へのインタビューや、作家ドアン・ホアイ・チュンの詩をもとに作曲された音楽家クイン・ホップの感動的な歌を通して、本書は、歴史的なディエンビエンフー勝利の荘厳かつ輝かしい70周年に向けた準備の様子も明らかにしている。『ディエンビエンフー ― 永遠の叙事詩』は308ページに及び、2024年3月に全国で出版される。
ンハンダン.vn
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