タイ議会は、新政権樹立をめぐって数週間にわたって膠着状態に陥っている。総選挙で勝利した前進党は、タイ上院の保守派議員の支持を獲得できなかったためだ。その結果、総選挙で2位となったタイ貢献党が政権樹立の責任を引き継いだ。
タイ貢献党は、スレッタ・タヴィシン氏(中央)をタイ首相候補に指名した。写真:ロイター
タイ議会は火曜日、タイ貢献党のスレッタ・タヴィシン氏(60歳、不動産事業家)の立候補について投票を行う。タヴィシン氏は数ヶ月前に政界入りしたばかりだ。「スレッタ氏が勝利すると確信している」と、タイ貢献党のチョルナン・スリカオ党首は記者会見で述べた。
軍部が支援する複数の政党を含むタイ貢献連立政権は、タイ国会で314議席を獲得すると予想されている。一方、スレッタ氏が首相として承認され、次期政権を樹立するには、上院と下院の両方で最低375票の得票が必要となる。
つまり、連立政権が最終的に勝利するためには、依然として非連立議員の支持に頼る必要があるということだ。
タイ貢献党は、汚職撲滅、最低賃金の引き上げ、より民主的な憲法改正の推進などの公約を実行するために連立政権を率いると述べたが、王室関連の法律の改正は行わないとした。
これに先立ち、進歩党が王国の不敬罪法を改正しようとした試みは保守派議員の反対に遭い、政権樹立に向けた彼らの連立政権は崩壊した。
ホアン・アイン(バンコク・ポスト、ロイター、CNAによる)
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