ブルームバーグは11月14日付のベオン社の声明を引用し、ポンペオ氏が「ベオン社のウクライナへのコミットメントを反映するため」、キエフスターの取締役会に独立社外取締役として加わると述べた。キエフスターはウクライナ最大の携帯電話事業者である。
ドナルド・トランプ前大統領の下でCIA長官と国務長官を務めたポンペオ氏は、現在、金融アドバイザリー会社インパクト・インベストメンツに勤務している。ポンペオ氏のキエフスターへの就任は、ベオンがキエフスターにおけるいわゆる「企業権」の回復を試みているさなかに行われた。
元米国国務長官マイク・ポンペオ
ウクライナ保安庁は10月、制裁対象となったロシア人実業家3人が、刑事訴訟に直面する間、地元裁判所に差し押さえられていた20社の企業の権利を保持していると発表した。ウクライナ保安庁が名指しした実業家の1人には、ロシアの億万長者ミハイル・フリードマン氏も含まれていた。
フリッドマン氏が設立した投資会社レターワンは、オランダに拠点を置くベオン社の株式約48%を保有している。フリッドマン氏は制裁措置発動後、両社の取締役を辞任した。
ベオンは以前、ウクライナ企業の差し押さえで言及された人物は、同社または子会社のキエフスターの株式を保有していないと述べていた。10月には、キエフスターの所有権の変更は現時点では認められていないと表明していた。
ポンペオ氏は4月に、来年の大統領選挙には出馬しないと発表した。
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