ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は2月19日、ロシアとウクライナの紛争に関するドナルド・トランプ米大統領の新たな声明に反応した。
AFP通信によると、トランプ大統領は2月18日にフロリダで行われた記者会見で記者団に対し、ロシアとウクライナの紛争を「始めたのはキエフだ」と非難し、ゼレンスキー大統領の人気が非常に低いことを示唆した。
ウクライナにおけるゼレンスキー大統領の支持率は50%を下回らないとする世論調査もある中、トランプ氏は支持率はわずか4%だと述べた。AFP通信によると、トランプ氏はウクライナで総選挙を実施すべきだと示唆した。これはロシアが和平合意に向けて求めているものの一つだ。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は2月19日にキエフ(ウクライナ)で演説した。
これに対しゼレンスキー大統領は、ウクライナ大統領の支持率はわずか4%だというトランプ氏の主張はロシアの偽情報であり、同氏を交代させるいかなる試みも失敗するだろうと述べた。
「これらの数字が米国とロシアの間で議論されているという証拠がある。つまり、トランプ大統領は残念ながら、この偽情報のバブルの中に生きているのだ」とゼレンスキー氏はウクライナのテレビで語った。
トランプ大統領は就任から1か月も経たないうちに、ウクライナとロシアに対する米国の政策を転換した。2月18日にはロシアのウラジーミル・プーチン大統領との電話会談、そしてサウジアラビアにおける米ロ高官による対話を実施し、ロシアの孤立化を阻止しようとした試みに終止符を打った。この対話はウクライナ紛争の終結を目指したものだったが、ウクライナや欧州は含まれていなかった。
ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は2月19日、米国がこれまでウクライナのNATO加盟申請を支持していたことがウクライナ戦争の主原因だったとのトランプ大統領の発言を称賛した。
一方、フランス政府のソフィー・プリマ報道官は2月19日、トランプ大統領がロシア・ウクライナ紛争の責任をゼレンスキー大統領に負わせたと示唆した理由を理解できないと述べた。また、プリマ報道官は、トランプ大統領がここ数日、欧州の同盟国に相談することなくウクライナについて数々の発言を行ってきたとも述べた。
トランプ大統領による米国政策の転換は、米国と27カ国からなる欧州連合(EU)加盟国の同盟国との対立を悪化させている。ロイター通信によると、EU特使は2月19日、制裁対象のロシア産原油を積載しているとみられる船舶を制裁対象とする制裁措置を含む、対ロシア制裁の第16弾で合意した。
EUの新たな制裁措置に対するロシアの反応についてはまだ情報はない。
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出典: https://thanhnien.vn/tong-thong-ukraine-phan-phao-phat-ngon-moi-cua-tong-thong-trump-185250219210820163.htm
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