フランスのエマニュエル・マクロン大統領は7月16日、国民議会(下院)選挙後の新政権樹立が依然として行き詰まっている状況下で、ガブリエル・アタル首相の辞任を受理した。
フランスのパリ、フォッシュ通りで7月14日に行われたフランス革命記念日の軍事パレードに出席したエマニュエル・マクロン大統領(右)とガブリエル・アタル首相。 (出典:ロイター) |
フランス大統領府によると、マクロン大統領は閣議でこの決定を下した。しかし、 AFP通信によると、大統領は新政権が発足するまでの間、アタル氏に暫定的に政権を担うよう要請したという。
アタル首相は国民議会(下院)選挙の第2回投票直後の7月8日にマクロン大統領に辞表を提出した。
今回の選挙では、社会党、共産党、緑の党、左派政党「フランス不敗」(LFI)からなる左派連合「新人民戦線」(NFP)が国民議会577議席中193議席を獲得し、最多議席を獲得した。
マクロン大統領率いる中道連合は164議席で2位となった。一方、極右政党「国民連合(RN)」は143議席で3位となった。
左派NFP連合の上記の議席数はまだ単独で政権を樹立するには不十分であり、この連合はマクロン大統領に紹介する首相候補を選出することしかできない。
一方、首相の後継者となる政治家の選出をめぐる意見の相違により、フランスでは新政権の樹立が行き詰まっている。
観測者によると、マクロン大統領もアタル氏も、左派NFP連合の最大組織であるLFIの代表者や極右政党の国民連合(RN)の代表者が新政権のリーダーの役割を担うことに同意しなかった。
一方、首相候補をめぐってはNFP内でも意見の相違がある。
マクロン氏は上記の閣議で、連立政権を構成する各政党に対し、政府がこれまで定めてきた社会経済発展の優先事項を確実なものとしつつ、新たな多数派連立政権の樹立を提案するよう求めた。
7月16日遅く、アタル氏は新政権樹立に向けた合意形成のため、政党グループとの会合開催を提案すると述べた。しかし、首相の職に留まる可能性は否定した。
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出典: https://baoquocte.vn/to-ng-thong-phap-chap-nhan-don-tu-chuc-cua-thu-tuong-attal-279023.html
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