駆逐艦2隻、フリゲート艦1隻、補給艦1隻を含む艦船群は、6月19日にフィリピン・パラワン島沖のバラバク海峡に姿を現した。昨日時点で、中国はこの情報に対して何ら反応を示していない。
船団が出現したのは国際船舶が利用する水路だったが、パラワン島バラバク近郊の町は、2023年に米国とフィリピンが署名した強化防衛協力協定(EDCA)に追加された4つの地域の一つであるため、この動きは観測者の注目を集めた。EDCAの下、米国がアクセスできるフィリピンの軍事基地の数は5か所から9か所に増えた。
3月に南シナ海に展開した中国海軍艦艇
国際安全保障開発協力機構(本部フィリピン・マニラ)のチェスター・カバルザ総裁で安全保障アナリストのチェスター・カバルザ氏は、バラバク海峡における中国海軍艦艇の存在は、北京がマニラとその同盟国との海上衝突の可能性に備えていることを意味すると述べた。
カバルザ氏は、中国は艦艇を派遣することでメッセージを送ると同時に、フィリピンとその同盟国、特に米国との結束力を試そうとしていると述べた。「北京は、フィリピンと米国が相互防衛条約を実際にどのように適用するかを見極めたいと考えている」と、この専門家は述べている。
関連して、フィリピンは米国との相互防衛条約の発動をまだ検討していない。今週、フィリピン政府はセカンド・トーマス礁前哨基地に駐留する部隊への補給任務を中国が妨害したと非難した。セカンド・トーマス礁は、ベトナム 領だがフィリピンが不法占拠している南沙諸島にある海域である。
ロイター通信は6月21日、フィリピン国家海事評議会のルーカス・ベルサミン議長の発言を引用し、マニラ政府は今回の遭遇はおそらく「単なる誤解、あるいは事故」だと考えていると報じた。「我々はこの事件を武力攻撃とはみなしていない」とベルサミン議長は述べた。
ロイター通信によると、同日、駐日中国大使館の報道官は、日本は東シナ海における紛争の当事者ではなく、したがって同海域におけるマニラと北京の間の問題に介入する権利はないと述べた。これに先立ち、日本外務省はセカンド・トーマス礁付近におけるフィリピン船と中国船の衝突について懸念を表明していた。
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出典: https://thanhnien.vn/them-dien-bien-moi-tai-bien-dong-185240622212054718.htm
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