ロイターは3月16日、5人の関係筋の話として、スペースXのスターシールド事業部門が、米国の偵察衛星を管理する諜報機関である国家偵察局(NRO)と2021年に締結した18億ドルの契約に基づき、偵察衛星ネットワークを構築していると報じた。
スペースXのファルコン9ロケットは2月に宇宙軍と米国ミサイル防衛局のミッションのために打ち上げられる。
このプロジェクトは億万長者のイーロン・マスク氏の宇宙企業と国家安全保障機関との関係深化を表しており、地上部隊を支援するために地球を周回する大規模な衛星システムへの国防総省のより深い投資を表している。
関係者によると、この計画が成功すれば、世界のほぼどこでも潜在的な標的を迅速に探知する米政府と軍の能力が飛躍的に向上することになるという。
この契約はまた、バイデン政権と対立し、ウクライナ紛争中のスターリンク衛星接続の使用をめぐって論争を巻き起こした企業に対する諜報機関の信頼が高まっていることを示している。
ウォール・ストリート・ジャーナルは2月、正体不明の諜報機関との18億ドルの極秘契約の存在を報じたが、そのプログラムの目的については詳しく述べられていなかった。
ロイターの報道によると、この契約は、数百台の地球画像撮影装置を備えた強力な新型偵察衛星システムの構築を目的としており、低軌道上で群運用が可能であることが初めて明らかになった。ロイターはまた、マスク氏の会社が協力している諜報機関をNROと特定した。このシステムの運用開始時期は不明である。
SpaceXと国防総省はコメントを控えた。NROは、政府機関、企業、研究機関、そして各国と協力して先進的な衛星システムを開発するという使命を認めたものの、SpaceXの関与についてはコメントしなかった。
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