SCMPによると、日本の防衛省は、最新の「艦船キラー」ミサイル(改良型12式地対艦ミサイル)を当初の計画より1年早く実用化すると発表した。
12式地対艦誘導弾(右)と3式中距離地対空誘導弾。写真:共同 |
改良型12式地対艦ミサイルの詳細は、今月初めに発表された防衛省の年次報告白書に記載されている。
白書によれば、改良型ミサイルは「数多くの実地試験を経た」もので、予想より12カ月早い来年には配備可能となる。
防衛省は、日本が極超音速ミサイルと防衛能力の向上を目指しており、日本の極超音速兵器も量産開始から3年後の2026年に配備可能になると明らかにした。
木原稔防衛大臣は白書の中で、日本は「厳しく複雑な安全保障環境」に直面していると述べ、長距離ミサイル能力の整備を優先すると表明した。 「トマホークミサイルや改良型12式地対艦ミサイルの地上発射型など、様々な長距離ミサイルを当初の計画よりも前倒しで取得します」と木原大臣は述べた。
この白書には、低く露出した機首と格納された主翼を特徴とする改良型ミサイルの試作機の写真が掲載されている。米国製のAGM-158統合空対地スタンドオフミサイル(JASSM)に類似しているものの、この日本製ミサイルはオリジナルのX字型の尾翼と機体下部の吸気口を継承している。延長された主翼と高高度ターボファンエンジンは、改良型12式ミサイルの射程距離が大幅に延びることを示唆している。
白書では新型ミサイルの射程距離は明らかにされていないが、日本のメディアは以前、このミサイルは900キロ(約560マイル)離れた標的を攻撃でき、標的は1,200キロ、あるいは1,500キロに及ぶと報じていた。
木原稔防衛大臣は、日本は長距離ミサイル能力の開発を優先すると述べた。写真:共同通信 |
日本軍は射程距離1,600キロの米国製トマホーク対地巡航ミサイル400発を23億5,000万ドルで発注した。
トマホークミサイルの配備も1年前倒しされ、2025年となる。これは、来年12式ミサイルと米国製のトマホークミサイルが日本の兵器庫に加わることで、日本の戦闘能力が大幅に強化されることを意味する。
白書によれば、日本は来年導入される見込みの改良型地上発射型に加え、艦艇発射型や空中発射型の12式ミサイルの開発も継続し、少なくとも11基を配備する予定だという。
日本はまた、2018年から極超音速滑空弾(HVGP)と極超音速ミサイルの研究を行っており、「遠距離の標的を妨害・撃破し、日本自体への侵略を防ぐ能力」を強化する取り組みの一環としている。
防衛省防衛装備庁が今月初めに公開したビデオによると、HVGPの発射前試験は3月23日にカリフォルニアで実施された。
ビデオには、将来の打ち上げ試験のための計測システムをテストするために、トラック搭載型発射装置のブースターを使用してロケットが打ち上げられる様子が映っている。
まだ開発中のHVGPは、2026年の納入開始を目標に昨年量産を開始した。
HVGPの現在のバージョンは道路移動式発射装置用ですが、トマホークやJASSMに似た対艦派生型も計画されていると予想されています。
昨年、別の極超音速ミサイルプロジェクトが開始され、「早期の量産開始を目指している」。白書によると、この極超音速ミサイルはマッハ5以上の速度を持ち、陸上、艦船、水中を含むあらゆる発射装置に対応し、陸上と海上の両方の標的を攻撃できるという。
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出典: https://baoquocte.vn/nhat-ban-dieu-chinh-ke-hoach-trien-khai-ten-lua-sat-thu-tau-chien-280551.html
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