ロイター通信は、ウクライナのドミトロ・クレーバ外相が、両国間の紛争の初期段階の協議中に、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相の顔を「殴りたい」と思ったと語ったと報じた。
クレーバ氏は、ウクライナ人ブロガーとの1時間にわたるインタビューの中でこの発言を行った。このインタビューは1月15日に公開された。

ウクライナのドミトロ・クレーバ外相は1月7日、キエフの防空壕で日本の上川陽子外相とともに記者会見に出席した。
最も困難だった一連の交渉について尋ねられると、クレーバ氏はこう答えた。「最も困難な交渉というのは、相手の鼻を殴りたくなるようなものだが、実際にはそれができないようなものだ。」
「そして、これは2、3回起こったと言える。1回は2022年春に(トルコのリゾート地アンタルヤで)ラブロフ外相と一緒だった」と彼は付け加えたとインディペンデント紙は報じた。
ウクライナとロシアの交渉担当者は、2022年2月に紛争が勃発して以来、最初の数週間で、最初はウクライナとベラルーシの国境付近で、その後トルコで、複数回の協議を行ってきた。
クレーバ氏は当時、トルキエでの協議は停戦の解決と人道支援回廊の確保が必要だったため困難だったと述べた。協議では合意に至らず、その後両当事者は協議の場を設けていない。
米国は、大統領と最高司令官の分裂により、ウクライナが新たな戦略を策定するのが困難になるのではないかと懸念している。
ウクライナ外相の発言に対し、ロシア外務省報道官のマリア・ザハロワ氏はイズベスチヤ紙に対し、こうした発言はウクライナ指導部の「弱さ」を示すものだと語った。
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