イスラム国(IS)テロ集団は水曜日、テレグラムチャンネルへのメッセージで2件の爆発について犯行声明を出した。
2024年2月7日、パキスタンのバロチスタン州カノザイで発生したISによる爆破テロ現場。写真:AP
武装勢力による攻撃の増加とイムラン・カーン前首相の投獄を受け、パキスタンでは火曜日(2月8日)に投票が行われる。当局は投票所の警備を強化するとしている。
最初の攻撃はピシン県の無所属選挙候補者の事務所で発生し、18人が死亡した。2件目の爆発はアフガニスタン国境に近いキラ・サイフラーで発生し、過去にも過激派による攻撃の標的となってきたイスラム政党、ジャミアト・ウラマー・イスラーム(JUI)の事務所付近で発生した。
2度目の攻撃では、キラ・サイフラー副長官のヤシル・バザイ氏は、事務所近くに駐車されていたバイクに仕掛けられた爆発物によって12人が死亡、25人が負傷したと述べた。
パキスタン・タリバン(TTP)やバロチスタン州の分離主義グループなど、他のいくつかのグループもパキスタン政府に反対しており、ここ数カ月間に攻撃を行っている。
2件連続の攻撃により、少なくとも30人が死亡し、多くの財産が損壊した。写真:AP
月曜日には、パキスタン北西部の警察署でもテロ攻撃が発生し、10人が死亡した。TTPは、選挙候補者ではなく、警察と治安当局者を標的にしていたと発表した。
パキスタン外務省は声明で、選挙期間中の安全を確保するため、イランおよびアフガニスタンとの西部国境検問所を閉鎖し、金曜日に再開すると発表した。
「私は今日のテロ攻撃に愕然としており、人々の投票を妨害しようとする者を非難する」とパキスタン駐在英国高等弁務官のジェーン・マリオット氏は述べた。
これらの攻撃は、 各政党が選挙運動を終える時期に発生した。カーン氏は獄中から送ったメッセージの中で、支持者に対し投票所の外に集まるよう呼びかけていた。他の政党も選挙運動中に大規模な集会を開いた。
ホアン・アイン(ロイター通信、AP通信による)
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