アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで野菜を売るサンドラ・ボルチさんは、最近、売り上げが心配なほど下降傾向にあると語った。彼女の野菜売り場には、買うためではなく、彼女が捨てたものを拾って、食事にしようとやって来る人が増えているという。
ブエノスアイレス郊外で、捨てられた果物や野菜の入ったゴミ箱から食べ物を拾う男性。写真:ロイター
「裏にゴミ捨て用のコンテナがいくつかあります。そこにゴミ袋を持ってくると、20人くらいの人が来て、食べられるものがないか見に来ます」とボルチさんは言い、これは以前からあったことだが、最近は増えていると付け加えた。
先月の報告書によると、アルゼンチンの貧困率は前年の40%から60%近くに上昇し、ハビエル・ミレイ大統領の改革・歳出削減計画に圧力をかけている。大統領の厳しい緊縮財政政策は、国民の生活に大きな負担をかけている。
ミレイ首相の強硬策には、公共料金や交通機関などへの補助金を対象とする政府支出の大幅削減、福祉プログラムの合理化などが含まれる。
アルゼンチン政府は昨年12月、ペソを50%以上切り下げ、インフレをさらに加速させた。物価はドル建てでも上昇し始めており、あらゆる階層のアルゼンチン国民に打撃を与えている。
アルゼンチンは2月のインフレ率データを発表する予定で、月間上昇率は1月の20%超、前月の25%から低下し、推定15.3%前後となる見込みだ。
「食料品価格への影響は本当に壊滅的です」と、卸売市場で安い食料品を探していたイネス・アンブロジーニさん(62歳)は語った。「食料品、果物、野菜、肉、乳製品など、あらゆるものが高価です。こうした市場に行けば、少しは節約できるでしょう。」
ゴック・アイン氏(ロイター通信による)
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