アルジャジーラによると、イスラエル軍はハーン・ユニス東部と同市の沿岸地域への攻撃に注力した。地上からの砲撃に続いて空爆を開始したイスラエルの計画は、歩兵部隊の進撃路を確保することにあるとされ、同国は以前、作戦範囲をガザ地区南部に拡大すると発表していた。イスラエル軍はハーン・ユニスにビラを投下し、市内の市民に対し、ここは戦闘地域であるため直ちに避難するよう呼びかけた。
12月2日、ガザ地区のイスラエル軍
イスラエル軍は昨日の声明で、停戦解除以降、ハンユニスで50カ所以上を含む400カ所以上の標的を攻撃したと述べた。同日、ハマス政権は紛争再開以降、240人が死亡、650人が負傷したと発表した。イスラエルはガザに加え、ヒズボラによる攻撃を受けたレバノン南部の標的にも報復し、シリア首都ダマスカス郊外の複数の地点にも空爆を実施した。
イスラエルは軍事作戦と並行して、将来の攻撃を防ぐためガザ地区側に緩衝地帯を設ける意向をアラブ諸国に伝えたとも言われている。ロイター通信はエジプトや同地域の他の関係者の情報として、イスラエルの提案は戦闘の終結を意味するものではなく、紛争後のガザ地区の形成に向け同国が多くの関係者と接触していることを示しているだけだと報じた。しかし、情報筋によると、多くのアラブ諸国がこの計画に反対しているという。匿名の米国当局者は、イスラエルが安全な緩衝地帯を提案したことを認めた。しかし、同当局者はガザ地区の面積を縮小するいかなる計画にも米国の反対を改めて表明した。このパレスチナ自治区は長さ40キロ、幅5~12キロに過ぎないため、緩衝地帯を設けるために土地を削れば、ここにいる230万人の生活空間が縮小することになる。
アントニー・ブリンケン米国務長官は12月1日、中東歴訪を終える前に、地域の関係各国代表と会談し、現在の戦争状況、人道支援、そして紛争終結後のガザ地区の将来について協議した。ロイター通信によると、 ブリンケン国務長官は、戦争終結後のガザ地区の将来、そしてイスラエル、パレスチナ、そしてこの地域にとっての永続的な平和への道筋について協議したと述べた。
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