駆逐艦USSカーニーは、イエメンのフーシ派支配地域から発射された無人機を撃墜した。2隻の輸送船を護衛する米軍艦を標的としていたとみられる。
米中央軍(CENTCOM)は11月29日、「紅海を航行中、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦USSカーニーがイエメンのフーシ派支配地域から発射されたイラン製のKAS-04無人航空機(UAV)を撃墜した」と発表した。
「無人機の標的は不明だが、機体は米海軍のタンカーと米船籍の軍事装備運搬船を護衛する軍艦に向かっていた」と中央軍は述べた。「乗組員に死傷者はなく、米艦艇にも被害はなかった。」
駆逐艦USSカーニーが海上を航行中。写真:米海軍
米海軍は最近、イエメンから発射された無人航空機を複数撃墜しており、直近の撃墜は11月23日に発生した。11月9日にはフーシ派がイエメン沖で作戦中の米軍MQ-9リーパー無人航空機を撃墜し、同機がイスラエルを支援する偵察任務中だったと非難した。
10月7日のハマスによるイスラエル攻撃を受けて、イラクとシリアに駐留する米軍はロケット弾やドローンによる攻撃を繰り返し受け、数十人の隊員が負傷した。米国はこれらの攻撃を親イラン民兵によるものとし、報復空爆を繰り返し実施している。
イスラエルとハマス間の停戦合意により、中東における米軍への攻撃が停止した模様だ。国防総省は11月28日、合意発効の11月24日以降、米軍への攻撃は行われていないと発表した。
11月29日、米国はイランの無人機が空母「ドワイト・D・アイゼンハワー」に危険な接近を行ったと発表した。中東駐留米海軍司令官のブラッド・クーパー中将は、この行為を「イランによる安全を欠いた、非専門的で無責任な行動であり、米国民と友好国の生命を危険にさらした」と非難した。
イエメンと紅海の位置。画像: AFP
グエン・ティエン氏( AFP通信による)
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