
年末の2ヶ月、モクチャウ( ソンラ省)はヒナギクが咲き乱れ、バラ園やオレンジ畑には果物が実り、各地から観光客が訪れました。おかげで、チャン・ア・チューさんがソンラ省ヴァンホーにあるフアタットの民宿は繁忙期を迎え、客室の宿泊料金は60%に達し、週末は満室となりました。「宿泊客の数はコロナ禍以前と変わらず、海外からのお客様も多くいらっしゃいます。旅行会社から部屋や体験ツアーの予約の連絡が絶えません」とア・チューさんは語りました。民宿の運営や繁忙期の観光客の受け入れで忙しいア・チューさんですが、毎週、モクチャウ省チエンハックコミューン、タソ1村の「原始の村」ハンタウまで30km以上もかけて出向き、地元の文化関係者と協力してコミュニティツーリズムへの参加を呼びかけています。


ハノイ工科大学出身のモン族のエンジニア、チャン・ア・チュー氏は、10年近くにわたる困難と苦難を乗り越え、かつては何も持っていなかったものの、ソンラ地区で最も有名な民宿のオーナーとなりました。2022年5月末、ファム・ミン・チン首相が北西部への出張中にア・チュー民宿を訪問するという栄誉に浴しました。2017年から現在に至るまで、チャン・ア・チューは省人民委員会、省青年連合、省観光協会、ヴァンホー地区人民委員会から数々の表彰状を授与されています。 A Chu Homestayは、2018年にベトナム観光協会から典型的なエコツーリズムの目的地として表彰されました。特に、ASEAN観光フォーラム(ATF)2019の枠組みの中で、Achu Homestayは、ASEAN地域の観光地、観光商品、高品質の観光サービスを表彰する年次イベントであるASEAN Tourism Award 2019を受賞したベトナムの15の宿泊施設の1つでした。


「先生」ことチャン・ア・チュ氏の献身的な指導のおかげで、ア・ラは現在、ハンキア農業観光サービス協同組合の理事長として順調に活動しています。ア・ラには、モン族とタイ族の伝統的な建築様式が織り交ぜられた、個性的な高床式住居が4棟あります。ホームステイサービスだけでなく、農業体験や、蜜蝋絵付け、藍染め、紙漉きといったユニークな文化活動への参加も、ジャン・ア・ラの魅力となっています。「私は彼らの先生を名乗るつもりはありません。ただの先駆者であり、経験を共有し、コミュニティツーリズムの道程を共に歩み、民族文化を守る旅路を共に歩むのです」とチャン・ア・チュ氏は語りました。[caption id="attachment_564411" align="aligncenter" width="1024"]
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