ロイター通信によると、中国山東省青島で開催されたこのフォーラムは、北京、ソウル、東京の合意により設立された三国協力事務局(SOC)が主催した。韓国の朴鎮外相と日本の林芳正外相はビデオリンクを通じてフォーラムに出席した。
ロイター通信が中国外務省の声明を引用して伝えたところによると、現在中国共産党中央委員会外事委員会弁公室主任を務める王氏は開会式で演説し、3か国に対し「戦略的自主性の意識を育み、地域の統一と安定を維持し、冷戦時代の精神の復活に抵抗し、威圧と支配の圧力から解放される」よう呼びかけた。
王毅氏は現在、中国共産党中央委員会外事工作委員会弁公室主任を務めている。
中国外務省は声明で、王外相は「地域外の一部大国」が地理的利益を追求する一方で、統一を分裂にすり替えようとしているとも述べたと伝えた。「こうした傾向が続けば、三国協力の円滑な進展を著しく阻害するだけでなく、地域における緊張と対立を増大させるだろう」と王外相は述べた。
ロイター通信によると、王氏は、地域における中国の影響力拡大に対抗するため、米国が同盟国である韓国および日本との緊密な関係を強化しようとしている状況の中で、上記の発言をした。
王氏はまた、対話と協議を通じて紛争を解決する必要性を強調し、地域を戦争に陥れかねない発言や行動に反対した。さらに、自由貿易地域に関する交渉の加速と、三国間の貿易促進に向けた努力を求めた。
しかし、ロイター通信によると、王外相は東京電力福島原子力発電所の処理水を海に放出するという東京の計画に対し、海洋生態系と人々の安全に影響を与えるとして北京の反対を改めて表明した。
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