ウクライナ軍情報機関GURは、グループ13と呼ばれる特殊部隊がマグラV5海上無人機を使用し、アゾフ海と黒海を結ぶケルチ海峡付近でセルゲイ・コトフ号を攻撃したと発表した。同艦は船尾、右舷、左舷に損傷を受け、推定6500万ドルの損害が発生したとしている。
テレビ映像には、2024年3月5日にクリミア沖でウクライナの無人機の攻撃を受けたロシア黒海艦隊の巡視船「セルゲイ・コトフ」の船内で起きた爆発の様子が映っている。写真:ウクライナ国防省
「船は現在、ドローンによる攻撃と火災により海底に沈んでいる」と海軍報道官ドミトロ・プレテンチュク氏は述べた。グルジア軍(GUR)報道官アンドリー・ユソフ氏は、船内にヘリコプターが1機搭載されていると述べた。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、毎晩のビデオ演説で沈没事故について直接言及しなかった。しかし、ウクライナは「我々の能力、我々の力で何ができるのかを証明した」と述べた。
ロシア国防省はこの事件についてコメントしていない。しかし、複数のロシア軍事ブロガーがこの攻撃について言及している。VChK-OGPUテレグラムチャンネルは、船を港まで曳航しようと試みたものの、最終的には沈没したと報じている。
Magura V5 マリンドローン。写真: GI
ウクライナはここ数ヶ月、黒海とクリミア半島での攻撃を強化している。キエフは、2月中旬に海軍の無人機によって大型揚陸艦が沈没するなど、一連の攻撃があったと報告している。
プレテンチュク氏は、セルゲイ・コトフ号は2023年9月にも攻撃を受けており、同様の巡視船が以前のウクライナによる攻撃でも被害を受けていると述べた。「ロシアは同様の船舶を4隻保有しており、そのうち2隻はもはや運用されていない」と同氏は述べた。
クリミア当局は、ケルチ海峡に架かりクリミア半島とロシア本土を結ぶ橋の鉄道と道路の交通が一時的に停止したが、その後再開したと発表した。
ホアン・アイン(ロイター通信による)
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