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ベトナム情報通信省は9月23日午前、第16回ASEAN情報大臣会合(AMRI)と第7回ASEAN+3情報大臣会合(AMRI+3)の結果に関する記者会見を開催した。
グエン・タン・ラム情報通信副大臣が記者会見の議長を務めた。写真:XUAN QUYNH |
記者会見で、ベトナム情報通信省のグエン・タン・ラム副大臣は、「情報」から「知識」への新たな時代における情報産業の役割を閣僚らが確認し、位置付けたと述べた。情報は、ASEAN諸国民の生涯学習や意識向上、デジタル化レベルの向上のための積極的な手段となるだろう。これは、デジタル変革、ソーシャルネットワークやニューメディアの影響、そして人工知能の発展による避けられない流れである。
大臣らは、情報の包摂性を高めるためにメディア、コミュニティ、国民の間の対話と関与の拡大を奨励し、デジタル能力の向上を通じた健全なサイバースペース環境の構築、信頼の構築、世論の形成、ASEAN国民、特に若い世代と高齢者のデジタルスキルの向上のための信頼できる情報源の最大化の促進を通じた地域協力の呼びかけを求めた。
報道機関が参加した記者会見。写真:XUAN QUYNH |
ASEAN情報担当大臣は新たな文書を採択し、以下のような情報分野における協力枠組みの成果と進捗状況に留意した。
(1)AMRI ASEANビジョン2035声明を通じて、変革力、適応力、回復力のある情報通信産業を目指し、ASEAN共同体ビジョン2025を推進し、ASEANの3つの柱にわたる関連計画の実施を支援する。
大臣らは、2025年以降の急速なデジタル化の収束と変革によって生じる課題に対処し、機会を活用することを強調し、個人、コミュニティ、社会に力を与え、受動的な情報消費から能動的な知識獲得へと移行する上でのメディアの変革的役割を強調し、ASEAN加盟国に対し、ジャーナリズムとメディアのデジタル変革に関するマスタープランの策定を検討するよう奨励した。
(2)「メディア:情報から知識へ:強靱で対応力のあるASEANのために」に関するダナン宣言を採択する。この宣言は、情報に精通した国民の目標達成に貢献し、社会的結束を促進し、デジタル変革によるメディア環境の変化の中で行動を深める上で、メディアが果たす極めて重要な役割を認識するものである。
(3)ASEANフェイクニュース対策タスクフォース(TFFN)行動計画の採択。これは、フェイクニュース、偽情報、ヘイトスピーチ、過激派の見解、過激主義といった非対称的な脅威の台頭に対処するための地域メカニズムを制度化するという情報分野の取り組みの一つである。
(4)メディアにおけるフェイクニュースや誤報に対抗するための政府情報管理ガイドラインを採択し、政府がどのように対応できるかについての枠組みを開発し、政府情報担当者のための基準と優良事例を確立し、特に危機や緊急事態の際における政府機関間の連携を改善し、政府情報が正確で透明性があり説明責任が果たされるようにする。
(5)ASEAN情報通信戦略計画(2016~2025年)の実施状況を報告するとともに、新たな段階の計画策定を支援し、AMRIビジョン声明に沿って、強靱で適応力のあるASEANの構築を促進する上で情報通信の役割の実現にさらに貢献する。
記者会見のパノラマ写真。写真:XUAN QUYNH |
(6)ASEAN情報上級実務者(SOMRI)会合の3つの作業部会の成果報告書を承認し、急速なデジタル変革の文脈において情報分野を更に発展させ、高齢者、若者、子供、障害者など社会的に脆弱な立場にあるすべてのASEAN市民にとって安全で安心なサイバー空間を促進する上での3つの作業部会の重要性を評価した。
(7)すべての人々に機会が与えられるコミュニティの促進に関するASEANコミュニケーションマスタープラン2018-2025(ACMP II)の進捗状況について報告し、歓迎する。
(8)情報通信分野の能力構築、ASEANの認知度向上とASEANアイデンティティの促進、人間、社会および持続可能な開発の問題に対処するためのASEANの努力の支援に重点を置いたASEAN文化情報委員会(COCI)の活動/プロジェクトを認識し、評価する。
会議では、2025年にブルネイ・ダルサラームで第17回AMRI会議および関連会議を開催することに合意した。
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