聴覚障害のある親族を持つ家庭に生まれたルオン・ドゥック・タイ氏は、幼い頃から障害のある人々が生活や学習で直面する困難を理解していました。その身近な経験から、彼は恵まれない人々への愛と共感を育んでいきました。
障害のある子どもたちへの愛情から、タイさんは生徒たちができるだけ早く授業を理解できるよう、教育方法を研究してきました。写真:デュイ・タン
タイさんはドンタップ大学で初等教育を学んでいた頃、ドンタップ障害児学校(サデック市ドンタップ)でボランティア活動に参加しました。障害のある生徒たちとの交流を通して、多くの感動が心に残り、特別支援教育の道に進むことを決意しました。
2018年、大学卒業後のタイさんは、 ドンタップ障害児学校への入学試験を受けました。教師として働き始めた当初、聴覚障害のある生徒たちとのコミュニケーションや知識の伝達の難しさに驚きました。しかし、タイさんは挫けることなく、授業外でも本や生徒たちから手話を学び続けました。
初期の研究が実践され、生徒たちが日々成長し、自信を深めていく様子を見て、教師のルオン・ドゥック・タイ氏はさらに努力する意欲が湧きました。こうした静かな努力が、後に彼が成功させた一連の特別支援教育の取り組みの礎となりました。「指導の過程で、生徒たちが心理面、コミュニケーション面、そして言語能力において多くの障害を抱えていることに気づきました。彼らは聞く能力を失っていたため語彙力がなく、文章を用いたコミュニケーション方法も正しくありませんでした。そこから、生徒たちの語彙力を向上させ、文章を書けるようにするための研究を行うというアイデアを思いつきました」とタイ教師は語ります。
タイ氏は、その努力と献身により、2022年にホーチミンの思想、道徳、スタイルの研究と実践における優れた業績により首相から表彰状を授与され、2022-2023学年度のドンタップ省優秀若手教師の称号を獲得しました。最近では、2025年に「ピンクロータスの国の傑出した若い顔」賞を受賞した若者の一人でした。
出典: https://thanhnien.vn/thay-giao-tre-van-dung-nhieu-sang-kien-day-hoc-sinh-khuet-tat-185250518214118348.htm
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