数年前から前庭障害を患っています。燕の巣を食べると脳に良いと聞きました。先生、アドバイスをお願いします。(ホーチミン市、ヴァン・コア)
返事:
前庭障害は平衡感覚に関連する障害の一つで、第8脳神経とその連結部から生じます。この部位が損傷すると、情報伝達に誤りが生じ、めまい、回転性めまい、耳鳴りなどの症状が現れます。
ツバメの巣(燕巣)は、アナツバメの唾液です。栄養研究所の栄養成分表によると、ツバメの巣の主成分はタンパク質42.8~54.9%、多量のブドウ糖、システイン、フェニルアラニン、チロシンといった補充が難しい必須アミノ酸などです。ビタミンB、C、E、PP、ナトリウム塩、鉄、リン、微量元素も含まれています。
これらの必須アミノ酸は、体にとって不可欠なアミノ酸であり、食物からのみ摂取でき、体内で合成することはできません。例えば、ツバメの巣に含まれるフェニルアラニンとチロシンは、脳の栄養補給、記憶力の向上、混乱、抑うつ、記憶障害の軽減、抗体の増加、免疫システムの強化に役立つ必須アミノ酸です。ツバメの巣に含まれるイソロイシンは、患者の健康回復と体へのエネルギー補給に役立ちます。
ツバメの巣には、前庭障害を持つ人の脳に良い栄養素が豊富に含まれています。写真: Freepik
イソロイシン欠乏症は、低血糖、頭痛、めまい、疲労、抑うつ、混乱、イライラなどの症状を引き起こします。イソロイシンを補給することで、体内の血液量を調節するのに役立ちます。一方、システインは神経インパルスの伝達を促進し、ロイシンは血糖値を調節し、脂質代謝障害を抑制するのに役立ちます。
ツバメの巣は、前庭障害のある方に効果的です。ツバメの巣に含まれる必須アミノ酸は、神経伝導を促進し、脳に栄養を与え、心臓血管の健康に良いからです。ツバメの巣に含まれるその他の栄養成分も健康に良いとされています。しかし、ツバメの巣を過剰に摂取するのではなく、他の食品とバランスの取れた多様な食事を摂り、体に十分な栄養を摂取することが重要です。
トラン・ティ・トラ・フォン医師
ニュートリホーム栄養クリニックシステム
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