エクアドルのガブリエラ・ゾンマーフェルト外相は4月8日、4月5日にラテンアメリカで近年最悪の外交事件の一つが起こったことを受けて、同国はメキシコとの外交関係回復の可能性を開いていると述べた。
エクアドルのガブリエラ・ゾンマーフェルト外務大臣。 (出典: Expreso) |
4月5日、エクアドル治安部隊はキトのメキシコ大使館を急襲し、汚職の容疑で現在亡命中のエクアドル元副大統領ホルヘ・グラスを逮捕した。
この事件を受けて、メキシコはエクアドルとの外交関係の停止を発表し、キトの代表部から職員全員を撤退させ、このラテンアメリカの国を国際司法裁判所(ICJ)に訴える予定だ。
AFP通信は、テレアマゾナステレビのインタビューで、エクアドルは「メキシコとの関係を修復し、我が国の 主権を守る」用意があるとゾンマーフェルト外相が強調したと報じた。
外交官は、両国とも今回の襲撃の影響を受けたが、エクアドルは「攻撃的な動きに苦しんだ」と指摘した。
彼女によると、国家間の外交上の緊張は「交渉のテーブルで、双方が真実を語ることで解決できる。その真実に基づいて、双方が解決と修復に着手しなければならない」という。
2013年から2018年までエクアドル副大統領を務めたグラス氏は、贈賄とオデブレヒト事件(ブラジル)への関与で、合計14年の懲役刑を宣告された。オデブレヒト事件は、多くのラテンアメリカ諸国の政府高官が関与した大規模な贈賄事件である。グラス氏はわずか5年の刑期を終え、2022年に釈放されたが、昨年12月に再び逮捕命令が出された。
2023年12月17日、エクアドルの元副大統領はメキシコ大使館に亡命を申請し、襲撃が行われるまで大使館に留まっていた。
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