医療スタッフは臓器摘出手術の前にドナーに敬意を表す。写真:VNA
3月17日、トンニャット病院は、労働災害で、非常に重度の多重損傷(頭部および顔面外傷、頸椎外傷、胸部外傷、肋骨骨折、肺損傷)、心停止、呼吸停止を負ったトラン・ヒュー・N氏(1981年生まれ、 ダクラク省バンメトート出身)を緊急治療室で受け入れた。
当初、救急科の医師はN氏に心肺蘇生を成功させ、その後、経過観察のため外科・麻酔科・蘇生科へ搬送しました。しかし、重度の脳損傷のため、N氏は脳死の可能性があると判断され、病院は病院の臓器提供・移植協会に連絡を取り、遺族と面談を行いました。十分な説明の後、遺族はN氏が脳死状態にある際に組織と臓器を提供することに同意しました。
専門家会議は複数回にわたり会合を開き、被害者の脳死状態について検査・評価を行いました。3月19日朝、トンニャット病院の院長であるレ・ディン・タン准教授は、患者の脳死を宣告し、同日午後2時に組織と体の一部を摘出する手術を開始することを決定しました。
医師が臓器提供者から角膜を摘出する様子。写真:VNA
脳死ドナーからの組織および体部位の採取手術は、チョーライ病院、フエ中央病院、 ホーチミン市医科薬科大学病院、トンニャット病院の専門家によって行われました。その結果、7単位の組織および体部位が採取され、レシピエントへの移植のため各病院へ迅速に搬送されました。このうち、トンニャット病院では腎臓2個が患者2名に、ホーチミン市医科薬科大学病院では心臓1個と肝臓1個が患者2名に、肝臓1個がフエ中央病院で患者1名に、チョーライ病院では角膜が患者2名に移植されました。
これまでのところ、臓器移植は成功しており、病院の医療チームは移植後の患者の状態を継続的に監視している。
臓器提供者とその家族の高潔な行為に感謝を示すため、トンニャット病院の指導者は、臓器提供者を故郷に連れ戻し埋葬する、思いやりのある葬儀を準備するよう各部署に指示した。
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