ニューヨーク証券取引所のテレビ画面に地震警報が映し出された。
米国地質調査所(USGS)は、4月5日にニューヨーク市(米国ニューヨーク州)近郊でマグニチュード4.8の地震が発生し、この地域では地震がめったに発生しないため、建物が揺れ、多くの人々を驚かせたと発表した。
ロイター通信が米地質調査所の情報として伝えたところによると、地震の震源地は隣接するニュージャージー州ホワイトハウス駅付近で、発生時刻は現地時間午前10時20分頃、震源の深さは4.7キロだった。
地震はペンシルベニア州からマサチューセッツ州にかけての多くの地域で感じられた。ニューヨーク市警察の広報担当者は、被害の報告はないと述べた。
ニューヨークのブロンクスに住むチャリタ・ウォルコットさんは、地震は「30秒ほど続いた地響き」のようだったと話し、「まるで太鼓のコンサートにいるようでした」と語った。
マンハッタンのミッドタウンにある国連本部で、セーブ・ザ・チルドレンのジャンティ・ソエリプト事務局長は、カメラが揺れ始めたため、ガザ地区の状況について安全保障理事会で発言を突然中止した。
米連邦航空局(FAA)は各航空会社に対し、地震の影響でニューヨーク市の空港行きの便が30~45分遅れる可能性があると通知した。
飛行機追跡サイト「FlightAware」によると、ニューヨーク行きの一部便は他の空港に迂回された。FAA(連邦航空局)は、航空交通は可能な限り速やかに回復していると述べた。
ニューヨーク・ニュージャージー港湾局によると、ニューヨーク市とニュージャージー州の間のハドソン川を渡る3つのルートのうちの1つであるホランド・トンネルが検査のため一時的に閉鎖される。
ニューヨークとニュージャージーの当局は、緊急対応能力を強化していると述べた。ニューヨーク市のエリック・アダムス市長の事務所には、地震による「大きな影響」の報告は届いていない。
しかし、ニューヨーク州のキャシー・ホークル知事は、余震の可能性もあるため、州は事態を深刻に受け止めていると述べた。ホワイトハウスによると、ジョー・バイデン大統領はこの事態について報告を受けている。
この地震は、ワシントンDCに被害をもたらし、ニューヨーク市で避難を余儀なくさせた2011年のバージニア州のマグニチュード5.8の地震を一部の住民に思い起こさせた。
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