地面に深く染み込む甘い雨のように
海に流れる涼しい小川のように
百万の心が祖国への愛を共有する
私の国の歴史を書きました。
人々が「剣を持って新しい土地を開拓した」時代から
フー・バク・ダンからカオ・ビン・ゴまで
山と川の魂は永遠に響き渡る
ベトナム、剣と槍が詩に綴られた千年の歴史。
数千年にわたり自然災害や敵と戦ってきた国
彼は小柄だったが、決して頭を下げなかった。
このS字は海に寄りかかっている
ラックホンの血統は永遠に続くでしょう…
すべての束縛と鎖を断ち切る
奴隷制度の残酷な夜を裸足で歩いた
国旗を血で染める
多くの世代の人々は倒れたが、それでもなお立ち上がった。
今日は風の強い広場の前で
太陽の光は歓声のように明るい
独立の誓いの響きが聞こえる
国の英霊となった。
世代を超えて
父は息子に故郷の歌を教えた
「時代の風」が歴史の新たなページを開く
日常生活で素晴らしいことを書きましょう
国の守護者、国の建設者
銃が国境を守り、火がすべての家を暖める
統合へのさらなる開放
近くや遠くの隣人や友人とのつながり
数千年の歴史を持つ国よ
20代でも元気いっぱい
あなたと多くの若者がいるから
人生を築き、美しくする。
私は賑やかな通りを歩く
秋の太陽は旗がはためき、輝いている
幸せに鼓動する心臓の音を聞く
昨日も今日もありがとう。
「建国記念日に詠まれた」という詩は、激しいスローガンや騒々しい宣言ではなく、優しく情熱的で深遠な響きで始まる。それはまるで、魂に染み入る甘い雨のように、混沌とした時代の中を流れる清らかな小川のように。この国の英雄的な歴史を紡いできたのは、何百万もの人々の心に深く刻まれた愛国心なのだ。
冒頭の詩節から、読者は静謐で清らかな詩情に引き込まれる。「甘い雨」と「春」のイメージは、揺るぎない愛国心の象徴であるだけでなく、国民の魂を育む永遠の価値観を詩的に暗喩している。愛国心は一つ一つの冷たい水滴であり、決して枯れることのない歴史の大海を創り出す。「甘い雨が大地の奥深くに染み込むように/冷たい泉が海へと流れ込むように/祖国への愛を分かち合う数百万の心が/わが祖国の歴史を紡いできた」。
第二節から第四節にかけて、作者は誇り高き感情と深遠な詩情の流れを引き継ぎながら、読者を国の根源へと、開国以来の祖先の英雄的歴史、「フー・バック・ダンからカオ・ビン・ゴまで」へと誘います。「ベトナムは千年にわたり、剣と槍によって詩に刻まれてきた」という一節は、ベトナム人の心に深く刻まれた、最も神聖な記憶を呼び覚ますのに十分です。歴史とは、書物に記された偉業だけでなく、国全体が自然災害や強敵に立ち向かわなければならなかった時、山河の神聖な魂と共に語り継がれてきた感動的な物語でもあります。「千年にわたり、国は自然災害や強敵と戦ってきた/小さくとも、頭を垂れることを拒む/ここにSの文字が海に寄りかかる/ラックホンの血統は未来の世代へと受け継がれる…」
輝かしい過去、「幾世代にもわたる人々が今もなお堂々と立ち続けている」ことが、今日の祖国の姿を形作っている。特に第5節から、詩のトーンは一変する。英雄的で熱烈な歴史の頁を前にした静かな感情から、 ホーチミン時代への圧倒的な喜びと限りない誇りとともに、国民全体が目の前に広がる輝かしい現在へと足を踏み入れる。「今日、風の吹く広場の前で/黄金色の陽光は歓喜の歓声のよう/独立の誓いの響きが聞こえる/それは国の英雄的精神となった」。
かつて歴史的なバーディン広場に響き渡った独立の誓いは、今や単なる記憶ではなく、国の中心に集う神聖な精神となっている。その精神は永遠に広がり、ベトナム国民の土地と血のあらゆる血管に浸透していくだろう。「先祖、後世へと受け継がれていく/父は子らに祖国の歌を教える/時代の風が歴史の新たなページをめくる/ありふれた日常の中に偉大なことを書き記す…」
これは人間味に溢れ、作者の思想と人生経験が込められた詩です。激動の時代の中で、詩人は父から子へ、過去から現在へと受け継がれる神聖な絆を今もなお見ています。一見シンプルな民謡は、伝統を守る炎へと変化します。「時代の風」は起源を吹き飛ばすのではなく、新たな地平を切り開きます。そこには、血だけでなく、汗と労働、そして統合への夢によって偉大なことが綴られています。「国を守る者、国を築く者/銃は国境を守り、火はすべての家を温める/統合の腕はもっと広げられる/隣人、遠く離れた友人たちを繋ぐ」。
詩は、深い青空に秋の陽光が降り注ぐように、澄み切った明るい響きで終わる。叙情的な登場人物は賑やかな通りを歩きながら、神聖な建国記念日に過去の様々な出来事がこだまするのを感じ、心が幸福で満たされるのを感じる。過去の犠牲に感謝し、現在を守り続けてきたことに感謝し、そして若い情熱的な手によって日々育まれている未来に感謝する。この国は書物の中にのみ生きているのではなく、現代の人々のあらゆる表情、笑顔、心、そして行動の中にも宿っているのだ。
この詩は、多くの芸術的技法を用いず、感情を表現するために華麗な言葉も用いません。神聖な建国記念日に、祖国と国民への愛と誇りを、心から吐き出している点に、この詩の美しさがあります。この詩は、起源から現在へ、英雄の精神から日常へ、死者の目から生者のささやかな夢へ、旅のようです。そして作者は、昨日に感謝し、今日を美しく生き、明日もまた、誇りを持って自らの人生で歴史の1ページを刻み続けられるよう、という優しいメッセージを送っています。
出典: https://baodaklak.vn/van-hoa-du-lich-van-hoc-nghe-thhuat/202508/loi-the-doc-lap-cat-loi-nui-song-b780e33/
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