イランの国営通信社IRNAは9月14日、同国がイスラム革命防衛隊(IRGC)が製造したロケットを使い、研究衛星を軌道に乗せることに成功したと報じた。
イラン国防省が2023年12月30日に公開した写真によると、イランは未知の場所から衛星を打ち上げた。(出典:ロイター) |
IRNAによると、シャムラン1号衛星の重量は60kgで、高度550kmの宇宙軌道に到達した。同衛星の主な任務は、宇宙のハードウェアとソフトウェアの試験である。
現在、地上局は衛星からの信号を受信している。イラン通信(IRNA)によると、Qaem-100衛星搭載ロケットは固体燃料を使用し、IRGC航空宇宙部門によって設計・製造された。イランはさらに13基の衛星を同時に打ち上げる予定だ。
イランの最近の衛星打ち上げは、イスラエル領内でのハマス指導者の暗殺をめぐり、イランがイスラエルに対する軍事報復を警告するなど、中東の緊張が高まる中で行われた。
1月28日、イランは3機の衛星を宇宙に打ち上げることにも成功した。これは、西側諸国がテヘランの弾道ミサイルの改良に役立つとしているプログラムの最新のものだ。
イラン国営テレビによると、1月に打ち上げられた衛星には、マハダ、カヤーン2号、ハテフ1号が含まれていた。マハダは研究衛星であり、カヤーンとハテフは全地球航法と通信を目的とした超小型衛星である。
イランが開発した衛星搭載ロケット「シムルグ計画」は、これまで5回連続で失敗している。シムルグは液体燃料の2段式ロケットで、イランは衛星を低軌道に打ち上げるために設計されたと説明している。
米国は以前、イランの衛星打ち上げは国連安全保障理事会の決議に違反するものであり、イラン政府に対し、核兵器を搭載可能な弾道ミサイルに関するいかなる活動も自制するよう求めてきた。イランの弾道ミサイル計画に関する国連制裁は、2023年1月に失効する予定である。
ハサン・ロウハニ前大統領の政権下、イランは西側諸国との緊張の高まりを懸念し、宇宙開発計画を減速させた。しかし、ロウハニ大統領が2015年に主要国と締結した核合意はその後崩壊し、米国との緊張は長年にわたりくすぶっている。
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出典: https://baoquocte.vn/iran-phong-ve-tinh-thanh-cong-bang-ten-lua-made-in-tehran-286313.html
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