オランダがウクライナに戦闘機を派遣するかどうかとの質問に対し、ルッテ首相は記者会見で最終決定はしていないとしつつも、「訓練を開始するのであれば、当然真剣に検討していることになる」と付け加えた。今週初め、オランダはウクライナのパイロットに対し、F-16の操縦訓練をできるだけ早く開始したいと表明していた。
アメリカ製のF-16戦闘機。写真:Wiki
F-16戦闘機の派遣に関するいかなる決定も、戦闘機を納入する米国の承認次第だとルッテ首相は述べた。さらに、オランダはF-16戦闘機の段階的退役を進めており、ウクライナに戦闘機を派遣する可能性が高いと付け加えた。
オランダ国防省の統計によると、現在オランダは24機のF-16戦闘機を運用しており、2024年半ばまでに段階的に退役する予定だ。さらに18機が売却中で、そのうち12機は暫定売却済みとなっている。
先週金曜日、ジョー・バイデン米大統領はウクライナのパイロットにF-16の訓練を行うプログラムを承認し、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領はバイデン氏に対し、同機がロシア領土への侵入には使用されないことを保証した。
同じく金曜日、ドイツ軍は今年初めにウクライナに送られた戦車の代替として、新型レオパルト2戦車18両を発注した。大手防衛機器メーカーのクラウス・マッファイ・ヴェークマンは、レオパルト2A8戦車の契約を連邦軍装備庁と締結したと発表した。これに先立ち、ドイツ議会の予算委員会は水曜日に約5億2500万ユーロの予算を承認した。
ドイツ軍のレオパルド2戦車。写真:AP
クラウス・マッファイ・ヴェークマン社は、新型戦車の納入は2025年に開始される予定であり、この契約にはレオパルト2A8戦車105両のオプションも含まれていると付け加えた。同社はまた、3月に合意された契約に基づき、ドイツ軍向けに新型自走砲12門も生産する。
ドイツ国防相は、同国が1月下旬にウクライナにレオパルド2A6戦車14両を供給することに同意した後、できるだけ早く新しい戦車を購入するよう求めている。
数週間後、ドイツと他の国々が共同でレオパルト2戦車2個大隊をキエフに派遣したことで、その数は18に増加した。ドイツ、デンマーク、オランダは、ドイツ軍が20年間使用していなかった旧型のレオパルト1戦車をウクライナに供給することにも合意した。
ブイ・フイ(AP通信、ロイター通信、CNA通信)
[広告2]
ソース
コメント (0)