バルト三国リトアニアがNATOに東側陣地の強化を要請したことを受け、ドイツはリトアニアに完全な旅団を派遣する準備を発表した。
「ドイツは強力な旅団をリトアニアに恒久的に駐留させる準備ができている。派遣の前提条件は、兵舎、訓練場、弾薬庫といった必要なインフラが整備されることだ」と、ボリス・ピストリウスドイツ国防相は本日、リトアニア訪問後に述べた。
ドイツの動きは、リトアニアのギタナス・ナウセア大統領が6月25日、週末のロシアでの蜂起を受けてベラルーシがワグナーのボスであるエフゲニー・プリゴジンを受け入れる場合、NATOはベラルーシの東側の防衛を強化する必要があると警告したことを受けて行われた。
ドイツのボリス・ピストリウス国防相は6月14日、ベルリンで記者会見を行った。写真: AFP
ピストリウス大臣によると、NATOの東側におけるドイツの軍事プレゼンスの強化は「多大なコスト」を伴うものの、ドイツの地域安全保障へのコミットメントを強調した。同大臣は、この地域におけるNATOの防衛力強化計画は重要であると述べた。
2014年にロシアがクリミアを併合した後、NATOはポーランド、リトアニア、ラトビア、エストニアに4つの多国籍戦闘グループ(計約5,000人)を派遣した。これらの戦闘グループは、米国、ドイツ、カナダ、英国が主導し、紛争勃発時に敵の侵攻を食い止め、NATO軍が前線に展開する時間を確保することを目的としている。
ドイツはリトアニアに駐留するNATO戦闘集団を率いており、約1,000人の兵士で構成されています。4,000人の増派により、ドイツはリトアニアに5,000人の旅団を擁することになります。
撮影地:リトアニア。グラフィック: BBC
ドイツ国防省は先月、7月にビリニュスで開催されるNATO首脳会議の安全確保のため、パトリオット防空システムを含む装備をスロバキアからリトアニアに移管すると発表した。ドイツ軍はまた、スロバキアの領空防衛を引き続き支援することを約束した。
ロシアが2022年2月にウクライナでの作戦を開始して以来、ドイツはリトアニア領内にパトリオット複合施設を配備している。
フエン・レー氏( AFP通信、ロイター通信による)
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