ファム・ミン・チン首相は、上川外務大臣の就任を祝意を表し、長年にわたり様々な要職を歴任し、ベトナムと日本の関係発展に貢献してきた同大臣の貢献を高く評価した。(出典:ベトナム通信社) |
レセプションで、首相は、ベトナムと日本の友好協力関係がますます強固で効果的かつ全面的に発展していることに喜びを表明し、2023年に両国で開催される外交関係樹立50周年記念事業の意義を高く評価し、両国国民間の理解促進に大きく貢献すると述べた。また、双方が両国の高官間の定期的な訪問と交流を促進することを提案した。
ファム・ミン・チン首相は、日本がベトナムの自立した経済の構築、工業化、近代化の実現を支援し、道路や鉄道などベトナムの大規模な戦略的インフラ開発プロジェクトに新世代のODAを提供することを提案した。
首相は、日本政府が近年ベトナムに提供してきたODA資金を評価し、ハノイ市とホーチミン市の都市鉄道プロジェクト、チョーライ第2病院プロジェクトなどの進展を促進するために両者が緊密に協力することを提案した。
レセプションの概要。(出典:VNA) |
首相は、ベトナム政府が投資環境、政策制度、インフラシステムの改善を継続し、質の高い人材を育成していくことを確認し、日本政府に対し、ベトナム企業が日本のグローバルサプライチェーンにさらに深く参画するための条件を整えるよう要請した。
人的交流に関しては、首相は、日本がベトナム国民の入国手続きの簡素化や、日本で働くベトナム人研修生の所得税と住民税の免除を検討するよう提案した。
上川大臣は、ベトナム首脳の温かい歓迎と愛情に感謝の意を表し、日越外交関係樹立50周年を機に再びベトナムを訪問できることを嬉しく思う旨述べ、2045年までに先進高所得工業国となるというベトナムの目標達成に向け、日本は緊密に連携し支援していくと明言した。また、グリーン・トランスフォーメーション、デジタル・トランスフォーメーション、気候変動対応の分野での協力を推進し、日本企業によるベトナムへの投資継続を奨励していくと表明した。
上川大臣は、日本政府がベトナムとの人材育成協力の促進を最優先課題としていることを強調し、日越大学を二国間関係の象徴的なプロジェクトとすべく両国が協力していくことを期待する旨を表明した。また、大臣は、約50万人の在日ベトナム人コミュニティが近年の日本の社会経済発展に果たしてきた役割と貢献を高く評価し、日本政府は引き続き、ベトナム人コミュニティが日本で生活し、学び、働くための好ましい環境を整えていくと表明した。
国際情勢及び地域情勢に関して、ファム・ミン・チン首相は上川大臣の意見に同意し、双方が平和、安定、協力、発展のための国際情勢及び地域情勢について引き続き情報交換し、緊密に連携していくことを提案した。また、ベトナムが2023年末のASEAN・日本首脳会議の成功に向けて日本を支持し、緊密に連携していくことで一致した。
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