2023年陸軍士官学校科学技術イノベーションコンテストにおいて、「IP電話交換機実習設備」イニシアチブの責任者を務めた、第30大隊DH27Kクラスの学生であるトラン・ヴィエット・トゥエン上級曹長は、次のように語りました。「現在、学校のIP電話交換機は主に講堂に設置されており、学生は勉強や研究をするたびに、司令官の許可を得て講堂に行かなければなりません。学習の利便性向上のため、私とチームメイト数名で「IP電話交換機実習設備」という製品を研究しました。このイニシアチブはコンパクトで持ち運びやすく、学生が部隊で直接学習するのに役立ちます。」

電気通信学部テレビ - データ伝送学科長のブイ・クオック・ドアン中佐博士が主導する「WAN(多数の内部ネットワークを接続するネットワーク)のセキュリティ ソリューション」という取り組みは、データ伝送技術と情報セキュリティに関連するコンテンツを学習する際に学生が直感的な視点を持てるようになるだけでなく、軍全体の多くの部隊で効果的に応用することができます。

著者グループ代表より製品「IP電話交換機練習装置」の発表・紹介がありました。

これらは、コンテストに提出された39の製品と研究テーマのうちのほんの2つに過ぎません。そのうち17はモデル、イニシアチブ、技術改善の分野、22は情報工学科の役員、講師、学生の情報技術分野の製品です。特に、人工知能(AI)を用いて悪質なウェブサイトを検出・警告するツールや、AI技術を応用して出力基準を満たす教育用ショートビデオウェブサイトなど、先端技術や人工知能を製品に応用した、新しい科学的アイデアを持つ製品が数多くありました。ほとんどの製品は完成度が高く、実践的な応用が可能で、教育・研修の任務に十分に役立ちます。

SQTTスクールのインド人専門家であるR・クルカルニ大佐は、私たちの取材に対し、「本校の士官と学生が実施する工学技術分野のプロジェクトには、明確な展望があります。SQTTスクールのような訓練施設における技術とイノベーションは、将来、この国の技術基盤と優秀な人材の育成に役立つと信じています」と述べました。

基礎科学学部長のブイ・ティエン・バオ大佐によると、コンテストに参加した製品はすべて実用ニーズから生まれたもので、学校の訓練任務だけでなく、軍団の任務にも密接に従っており、職員、講師、学生の献身的な姿勢を示し、戦闘訓練と人々の生活の課題に対応し、科学研究運動のさらなる発展を促進する基盤を築いています。毎年開催される科学技術イノベーションコンテストは、職員、講師、学生に実用的な製品の研究と創造を促しています。例えば、2022年には、学校から11の製品が軍団レベルの青年イノベーション賞を受賞し、8つの製品が軍事レベルの賞を受賞しました。

科学研究と革新的な技術製品の高い効率を達成するため、理工学院は近年、科学スタッフチーム、特に学位や学術称号を持つ指導的人材や若手科学スタッフの計画、リソースの創出、整備、配置、活用を着実に進め、短期および長期の任務の要求に応えています。さらに、学校での訓練と部隊への実習の間に、自主研修と軍内外の学校へのスタッフや講師の派遣による研修・育成を組み合わせるプロセスも導入されています。これは、科学技術製品の開発と創造を指導・方向付ける中核チームです。加えて、学院は常に専門教室、最新設備を備えた実習室への投資、最新技術の導入に注力し、教育訓練とスタッフや研究講師チームの双方にサービスを提供しています。科学研究において能力と実績のある人材を処遇するための政策と制度も整備されています。

陸軍士官学校の訓練担当副校長、グエン・ニュー・タン大佐は次のように述べた。「研究成果は、実際に活用されなければ価値がありません。そのため、本校は実施プロセスにおいて、科学研究成果の応用を推進し、訓練、教育訓練、そして兵士と国民の労働と生活に効果的に貢献できるよう努めています。資金と資材への投資を優先し、実用価値の高いテーマ、科目、取り組みを確保します。」

文と写真:DUY HIEN