タイ・バンコクでベトナム人が殺害された事件について、バンコク首都圏警察のティティ・センサワン司令官は16日夜の記者会見で、予備捜査の結果、犠牲者は自殺ではなく殺害されたことが当初確認されたと述べた。

ティティ・センサワン中将。写真:ロイター
バンコクのVNA特派員によると、当局は被害者らが同時にチェックインしたわけではなく、当初7人がパトゥムワン区のグランドハイアットエラワンホテル5部屋を予約していたとも述べている。ホテルによると、7月13日は1人、14日は1人ずつチェックインがあり、7階4部屋と5階1部屋の計5部屋に5人しかチェックインしていなかったという。
ホテルによると、被害者らは7月15日正午に7階の4部屋をチェックアウトしたため、荷物は全て5階の一室に集められており、遺体はそこで発見された。15日午後1時頃、被害者らは6食分の食事を注文したが、料理に触れた形跡はなかった。しかし、カウンターに置かれた5つのティーカップと、ダイニングテーブルに置かれた1つのカップに飲み物が入っており、使用された可能性があることが判明した。
当局はその後、検査のために容器、スプーン、フォーク、食品、関連品目を回収した。
ティティ中佐は、「当初、捜査チームは争いの痕跡を発見しておらず、被害者に外傷もありませんでした。遺品は無傷で、割れた皿もありませんでした」と強調した。
ティティ氏によると、被害者の1人だけが顔に傷を負っていたという。しかし、この傷は転倒して硬い物にぶつかったことによる可能性があり、死因の主因ではないという。
「事件の動機を解明する必要があります。現時点で証明できるのは、被害者は自殺ではなく、他者に殺害されたということです」とティティ氏は強調した。
現在、捜査機関は犠牲者の遺体の検視に注力し、死因の解明に努めている。同時に、犠牲者と同室のホテルに最初に宿泊した7人目の人物について捜査を進めている。さらに、捜査機関は犠牲者が飛行機を降りた際やホテル周辺の防犯カメラの映像を収集し、事件の真相解明に努めている。
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