カナダ空軍(RCAF)は6月15日、老朽化した航空機の更新に注力しているため、欧州の同盟国25カ国による軍事力誇示への参加を拒否すると発表した。
老朽化した艦隊の近代化に向けた取り組みにより、カナダはドイツとの航空演習実施の招待を無視した。(出典:headtopic) |
「我々は現在、大陸防衛以外の何ものもできないという深刻な問題を抱えている」と、カナダ国防省報道官ダニエル・ル・ブティリエ氏は述べた。「航空機もパイロットも足りないのだ。」
カナダにとって、北米での戦闘機を使った訓練は費用対効果と効率性がはるかに高いため、米軍との共同演習はより魅力的な選択肢だと彼は述べた。カナダの航空機と人員の多くが現在、近代化に取り組んでいるため、これは戦略的な決定である。空軍は、老朽化した航空機の耐用年数を延ばすプロジェクトに注力している。
グローブ・アンド・メール紙は、「エア・ディフェンス2023」と名付けられた「NATO史上最大の空軍展開演習」が今週ドイツで始まったと報じている。
この演習には、主に米国とドイツから250機の航空機と1万人の人員が参加する。スロベニア、ルーマニア、バルト諸国などの国々も参加する。日本とスウェーデンはNATO加盟国ではないものの、参加している。
開催国ドイツの当局者によると、この演習はロシアが2014年にクリミア半島を併合してから5年前に計画された。この演習はロシアに対する武力誇示を目的としたものではない。
観測者らは、オタワが戦闘機数機の派遣さえも拒否したことは、カナダ空軍が苦境に陥っていることを示していると指摘している。
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