AFPが防衛省の声明を引用して報じたところによると、浜田康一防衛相は中国の李尚熙防衛相と20分間の電話会談を行った。
防衛省は、「浜田防衛大臣は、東シナ海の情勢など、日中間の安全保障上の懸念の存在について言及した」と述べた。浜田大臣は、「特に日中関係に懸念がある場合には、率直な意思疎通を図る必要がある」と強調した。
AFP通信によると、北京も5月16日の電話会談を確認し、新しいホットラインは「地域の平和と安定のさらなる維持に貢献する」と述べた。
3月31日に設置されたこのホットラインは、東シナ海における偶発的な衝突を防ぐための手段として、両国間で10年以上にわたり議論されてきた。東シナ海の尖閣諸島/釣魚島をめぐる紛争は、長年にわたり両国間の緊張の源となってきた。
尖閣諸島/釣魚島は日本と中国の間の長年にわたる紛争の中心となっている。
日本は中国の軍事力の増大を警戒し、係争中の島々の周辺やその他の地域における中国艦船の存在に公に抗議している。
中国と日本はそれぞれ世界第2位と第3位の経済大国として重要な貿易相手国であり、昨年は両国間の外交関係樹立50周年の節目となった。
しかし、両国の関係はしばしば緊張しており、AFP通信によると、2022年12月に日本が中国を「これまでで最大の戦略的挑戦」と呼び、防衛費の増額を含む安全保障改革を発表したことでさらに悪化した。
それでも、日本の岸田文雄首相は最近、中国との「建設的で安定した」関係を望んでいると述べた。
AFP通信によると、岸田首相は昨年インドネシアで開催されたG20サミットの合間に中国の習近平国家主席と会談し、林芳正外相も先月北京を訪問した。これは2019年12月以来となる日本の外相による中国訪問である。
今週、岸田首相は日本の広島でG7首脳らを迎える予定で、同会議ではG7と中国の関係が重要な議題となる。
AFP通信によると、次回の首脳会議の前触れとみられる4月のG7外相会合で、G7は南シナ海における「軍事化活動」について中国政府に警告した。
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