タイムズ・オブ・イスラエル紙によると、イスラエル軍はガザ地区での地上作戦に参加している5個戦闘旅団を撤退させると発表した。3個訓練旅団と2個予備旅団(第551旅団と第14旅団)が、地上における「状況と戦闘の展開を評価した上で」ガザから撤退する。この発表は、イスラエル軍がガザ地区での軍事作戦を継続する中で行われた。
同時に、米国は中東から空母1隻を撤退させると発表した。ABCニュースによると、米空母ジェラルド・フォードは、イスラエルとハマスとの紛争勃発以来3度にわたる配備延長を経て、同地域から撤退する。また、イスラエルはキプロス島を起点とする海上回廊を通じたガザ地区への救援活動の開始を認める用意があると発表し、この計画には欧州4カ国が参加できると述べた。
キプロスが11月に提案した案では、援助船はラルナカ港で組み立てられ、セキュリティチェックを受けた後、エジプトやイスラエルを経由せずに370キロ離れたガザ地区沿岸まで航行する。これが実現すれば、イスラム主義組織ハマスがガザ地区を制圧した2007年以来、イスラエルがガザ地区に対する海上封鎖を緩和するのは初めてとなる。
海上人道回廊構想は、12月22日に採択された人道支援メカニズムの拡大を求める国連安全保障理事会決議への対応策として検討されている。現在、欧州諸国とアラブ諸国は、エジプト沿岸の町アル・アリシュを経由してガザ地区に支援物資を輸送している。イスラエルもこの輸送の監視に参加している。
イスラエルとハマス間の戦闘が鎮静化する兆しが見られない中、イスラエルが海上救援活動にゴーサインを出したことは前向きな展開と受け止められている。国連人道問題調整事務所(OCOCC)は、ここ数日で少なくとも10万人がガザ地区のラファ市に避難したと発表した。
世界が2024年の新年を迎えた頃、ガザ地区からテルアビブとイスラエル南部に向けて数発のロケット弾が発射された。ハマスは、イスラエルによるガザ地区への過去の空爆への報復として、M90ロケット弾による2度の攻撃を実施したと主張した。
タン・ハン
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