10月5日に米国の裁判所に提出された文書によると、イーロン・マスク氏はツイッター買収取引についての証言を拒否したとして米証券取引委員会(SEC)に訴えられた。
SECの訴状によると、SECは5月にマスク氏に書簡を送り、サンフランシスコ事務所への出頭を要請した。マスク氏は9月15日に出頭することに同意した。しかし、期限の2日前、同氏は「数々の虚偽の言い訳」をし、出頭しないと述べた。
マスク氏はまた、10月か11月にテキサス州で証言するようSECから要請されたが、これを拒否した。SECは、昨年の440億ドルのTwitter買収についてマスク氏に証言を強要しようとしている。
SECは、マスク氏が2022年にTwitter株を購入したことで証券法に違反した可能性があると考えている。SECは、マスク氏がTwitter株を保有していることを初めて明らかにした2022年5月以来、同氏を調査している。SECは、マスク氏が適切な書類を提出したかどうかに疑問を抱いている。
6月にパリ(フランス)で開催されたテクノロジーフォーラムに出席したイーロン・マスク氏。写真:ロイター
マスク氏は、SECが先月出版されたマスク氏の経歴に関する文書の審査に時間を要する自身と顧問チームを「嫌がらせ」しようとしていると述べた。訴状によると、マスク氏は昨年7月にSECに対し、調査とビデオ聴聞会に関する文書を提出している。
「SECは不当な調査でマスク氏を複数回聴取した」と、マスク氏の弁護士アレックス・スパイロ氏は述べた。SECは声明の中で、「完全に正当な調査に関連してSECが入手していない情報を得るために、マスク氏から話を聞きたい」と述べた。
マスク氏とSECは、2018年にテスラを買収して上場廃止にするのに十分な資金があるとツイートして以来、対立を続けている。マスク氏は3週間後にこの計画を断念した。この事件の後、マスク氏はテスラの会長職を辞任し、罰金を支払うことを余儀なくされた。
それ以来、マスク氏は過去数年にわたりマスク氏に対する複数の調査を開始したSECを批判し続けている。
SECに加え、マスク氏は他にも数々の法的問題に直面している。米国司法省は、自動運転車に関する主張をめぐりテスラを捜査している。ニューヨークの検察当局も、マスク氏の役員特典やテスラの航続距離に関する苦情について捜査を開始した。
ハ・トゥ(ロイター通信による)
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