2024年11月末までに中国市場へのベトナム産ドリアン輸出量は1.5倍に増加した。
中国税関のデータによると、昨年1~11月にベトナムから輸入されたドリアンの量は72万1千トン近くに達し、2023年の同時期に比べて50%増加した。一方、中国へのタイのドリアン輸出量は13%減少し、79万6千トンを超えた。
この成長の勢いにより、ベトナムは徐々にタイとの差を縮めており、2025年までに世界第2位の経済大国へのドリアン輸出でトップに立つ可能性を秘めている。
ベトナム果物野菜協会のダン・フック・グエン事務局長によると、ベトナムは中国に近いという地理的条件により、輸送コストと輸送時間の削減に役立っているという。タイと重ならない長い収穫期も有利に働き、継続的な供給を確保している。気候変動の影響を受けなければ、ベトナムは輸出量でタイを追い抜く可能性もあるとグエン事務局長は述べている。
生産量は急増したものの、ベトナム産ドリアンの輸出価格は1トンあたり約4,000米ドルにとどまり、タイの5,000米ドルを下回った。これにより、ベトナムの輸出額は約29億米ドルとなり、同時期比38%増となったものの、タイ(39億米ドル、12.5%減)には及ばなかった。
近隣市場の人気にもかかわらず、グエン氏はベトナムの農家や企業に対し、中国との協定における規制を厳格に遵守するよう助言した。安定した品質と強力なブランドの構築は、タイ製品や他国製品との競争において決定的な要素となる。
中国はベトナムに加え、フィリピンからもこの農産物の購入を増やしており、2024年11月末時点でフィリピンからの輸入額は1,300万米ドルを超え、前年比3.5倍に増加した。
昨年、ベトナム産ドリアンの市場への総輸出額は33億ドルに達し、2023年と比較して10億ドル以上増加しました。中国は市場シェアの90%を占める市場です。
ドリアンの輸出は今年も引き続き増加し、35億ドルに達すると予想されており、果物と野菜の輸出額が目標の80億ドルに達することに貢献するだろう。
ソース
コメント (0)