ニューヨーク州ロングアイランドの警察は1月11日、トランプ前大統領に対する民事訴訟を担当しているアーサー・エンゴロン判事の自宅への爆破予告に対応したと発表した。
2023年12月の法廷審問に臨むアーサー・エンゴロン判事(右)
NBCニュースによると、爆発物処理班がエンゴロン判事の自宅に派遣され捜査を行っているが、当時判事が自宅にいたかどうかは不明だという。
この事件は、この訴訟の最終弁論のわずか数時間前に発生した。1月10日、エンゴロン判事とトランプ氏の弁護士クリス・カイズ氏は、トランプ氏が公聴会で発言できるかどうかをめぐって緊迫したやり取りを行った。エンゴロン判事は最終的にトランプ氏の要求を却下した。
トランプ氏は、被告が裁判所職員に対して不快な発言をすることを禁じる規則を判事が定めた際、エンゴロン氏を批判した。エンゴロン氏はこの規則に違反したとして、2度にわたり計1万5000ドルの罰金を科された。
ロイター通信によると、トランプ氏は裁判所に到着すると、「私には本当に権利がない。裁判官が私に発言を許可するかどうか見てみよう」と述べた。
ドナルド・トランプ前大統領は1月11日、ニューヨークの法廷で証言した。
裁判所報道官のアル・ベイカー氏は、弁論の準備のため裁判所の警備が厳重だったと述べた。ベイカー氏によると、数ヶ月にわたる裁判の間、トランプ前大統領から度々批判されてきたエンゴロン判事に対して脅迫があったという。
ニューヨーク州のレティシア・ジェームズ司法長官は、トランプ氏が優遇融資や税金を得るために資産価値を水増ししたとして、約3億7000万ドルの罰金を求めて訴訟を起こしている。
元大統領は容疑を否定し、訴訟は 政治的動機によるもので、自身が再選を目指していることに対する選挙妨害行為だと主張した。
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