ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、サンクトペテルブルクのバルチック造船所で原子力砕氷船レニングラードの建造を命じた。
レニグラード造船所の起工式に出席するプーチン大統領。写真:モスクワ・タイムズ
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、バルチック造船所で行われたプロジェクト22220の第5世代原子力砕氷船の定礎式に出席した。大統領の指示の下、ロスアトム原子力公社のアレクセイ・リハチェフCEO、VTB社のアンドレイ・コスティンCEO、連邦議会議長のヴァレンチナ・マトヴィエンコ氏、サンクトペテルブルク州知事のアレクサンダー・ベグロフ氏がドライバーを手に取り、将来の砕氷船の船体上部のボルトを締めたと、マリタイム・エグゼクティブ紙が1月28日に報じた。
プーチン大統領は、この新造船によって北極海航路の貿易が拡大すると強調した。同船は当初のサハリン(樺太)から「レニングラード」と命名された。北極圏の名称からソ連時代のロシア都市名に変更された砕氷船は、これで2隻目となる。
レニングラード原子力砕氷船は、全長173.3メートル、全幅34メートル、全高52メートル、設計喫水10.5メートル、最小運用喫水9.2メートルです。船重は33,540トンです。この砕氷船は40年間の運用を想定して設計されており、乗組員は52名です。この船は2基の原子炉で駆動され、主電源は出力60MWのRITM-200原子炉です。
プロジェクト22220砕氷船は、世界最大かつ最強の砕氷船です。ロシアはプロジェクト22220の建造に取り組んでおり、北極海航路の砕氷能力を増強します。すでに3隻の砕氷船が就航しており、2030年までにさらに3隻が艦隊に加わる予定です。レニングラードの建造開始は、昨年秋以来の砕氷船不足問題の解決に向けた小さな一歩です。
アン・カン(マリタイム・エグゼクティブ/TASS通信による)
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