米軍は、攻撃の標的となった2発の対艦ミサイルはイエメンのフーシ派が紅海に向けて発射する準備を進めており、同海域の船舶や米海軍艦艇に対する「差し迫った脅威」だと考えられていると述べた。
紅海紛争は世界貿易に混乱をもたらしている。写真:ロイター
11月以来、紅海およびその周辺の船舶に対するフーシ派民兵の攻撃により、アジアとヨーロッパ間の貿易が鈍化している。
同地域で今週、米軍が運航する船舶に対する2度目の攻撃となったジェンコ・ピカルディ号は、水曜日遅くにアデン湾で攻撃を受け、船内で火災が発生し、インド海軍が乗組員の救出を余儀なくされた。
インドは、ジェンコ・ピカルディ号の乗組員22人(インド人9人を含む)の救助のため、当該海域に展開していた軍艦を迂回させた。乗組員は全員無事で、火災は鎮火した。
ジョー・バイデン大統領は木曜日、攻撃によってフーシ派反政府勢力による船舶への砲撃が止まったわけではないことを認めたが、米軍の対応は継続すると述べた。
ジェンコ・ピカルディへの攻撃を受けて、米軍は水曜日に自軍がフーシ派のミサイル14発を攻撃したと発表した。
ホワイトハウスのジョン・カービー国家安全保障担当報道官は大統領専用機エアフォースワン内で記者団に対し、木曜日の攻撃は水曜日の攻撃と似ていると語った。
スエズ運河収入の急激な減少は、すでに悪化しているエジプト経済に新たな打撃を与えている。スエズ運河庁長官は先週、1月最初の11日間で収入が40%減少したと述べた。
世界貿易機関(WTO)は木曜日、スエズ運河経由の小麦輸送量が1月前半に40%近く減少し、50万トンになったと発表した。
マールスク社をはじめとする大手海運会社は、数百隻の商船に対し紅海への航行を控えるよう指示した。マールスク社は木曜日、顧客に対し、今回の攻撃に加え、欧州における天候による閉鎖や運休により、一部のコンテナターミナルで混雑が生じる恐れがあると伝えた。
ホアン・アイン(ロイター通信、AP通信による)
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