米沿岸警備隊(USCG)は6月25日、大西洋の海底に沈んだタイタニック号の残骸を調査中に乗船していた5人全員が死亡したタイタン潜水艇の爆発の原因調査を開始したと発表した。
ボストンで行われた記者会見で、USCGの調査部隊長兼調査チーム長であるジェイソン・ノイバウアー大佐は、今回の悲劇の原因究明のため、海上調査委員会(MBI)を設置したことを強調した。これはUSCGにとって最高レベルの調査となる。MBIは、当局が事故現場から残骸を引き揚げた後、カナダのニューファンドランド州セントジョンズ港で証拠収集を行うため、カナダ政府と協力している。
タイタン潜水艇は、海洋探査サービスの運営と提供を専門とするオーシャン・ゲート・プライベート・カンパニーが所有しています。写真:THX/TTXVN |
ノイバウアー船長は、この調査には米国国家運輸安全委員会、カナダ運輸安全委員会、フランス海難調査委員会、英国海難調査局を含む国内外の当局の緊密な連携が必要であったと付け加えた。
さらに、ノイバウアー船長は、世界的な海上安全の向上に必要な勧告を行い、同様の悲劇の再発を防ぐことが主な目標であると強調した。また、当局は必要に応じて民事訴追または刑事訴追の可能性を勧告できると付け加えた。
潜水艇タイタン号は、カナダ船籍の貨物船ポーラー・プリンス号を出発し、タイタニック号の残骸の調査を開始してから約2時間後の6月18日に連絡が途絶えた。6月22日、米国沿岸警備隊はタイタン号が海底で圧壊・爆発し、乗船していた5人が死亡したことを確認した。残骸はタイタニック号の船首から488メートルの地点で発見された。専門家によると、タイタニック号は約4,000キロメートルの深さで巨大な水圧によって圧壊し、乗組員はほぼ即死したとされているが、これが船の技術的故障によるものか、人為的ミスによるものかは未だ明らかではない。
カナダも6月24日、この悲劇について独自の調査を行っていると発表した。
VNA
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