この情報は、Metaのグローバルアフェアーズ担当プレジデントであるニック・クレッグ氏が今週ロイター通信のインタビューで確認した。同社が9月27日に発表した「多重人格」AIのトレーニング用データは、ユーザーがFacebookやInstagramに公開投稿した投稿(テキスト、画像)から取得される。プライベートコンテンツや、友人、家族、チャットに限定されたコンテンツは使用されない。
クレッグ氏は、MetaはAIがマイニングするデータを制御する技術的措置を講じていると述べたが、モデルの仕組みについては詳細を明かさなかった。「個人情報を多く含むデータセットは除外しており、プライバシーへの懸念から、LinkedInなどのサイトのデータはAIのトレーニングに使用していません」とMetaの責任者は強調した。
FacebookやInstagramの公開投稿をMetaのAIのトレーニングに利用
MetaのCEO、マーク・ザッカーバーグ氏は、Meta AIアシスタントは、Llama 2と呼ばれる大規模言語モデルとEmuテキスト画像変換モデルを組み合わせることで「人間のように会話できる」と説明しています。同社のアシスタントは、テキスト、音声、画像を生成する機能に加え、MicrosoftのBing検索エンジンとの連携によりリアルタイム情報へのアクセスも可能となっています。Bing検索エンジンも最新世代のChatGPTを採用しています。
Meta AIは、著名人のステレオタイプに基づいた28個のチャットボット(自動応答プログラム)で構成されています。テスト初日、このツールは多くの論争に巻き込まれました。個性的な性格から過剰反応し、有害な兆候が見られたのです。中には、人種差別的な情報を提供し、ユーザーの私生活に深く入り込むチャットボットもありました。Metaの従業員自身が、同社の人工知能が提供する異常なコンテンツへの懸念から、このAIのテストを行わないと発表したことで、問題はさらに深刻化しました。
Metaがソーシャルネットワークに投稿されたユーザーデータを人工知能(AI)に「フィード」するために利用していることも、著作権問題への懸念を引き起こしている。Metaが著作権で保護されたコンテンツの複製を回避するための措置を遵守しているかどうか尋ねられたところ、同社の担当者は、ユーザーがプラットフォーム上でプライバシーや知的財産権を侵害するコンテンツを作成することを禁止する条項についてのみ言及した。
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