オーストラリアの第3シードのダニール・メドベージェフは2セットを失ったものの、それでも困難を乗り越え、1月19日の午前4時近くまで続いた試合でエミル・ルースヴォリを3-6、6-7(1)、6-4、7-6(1)、6-0で破った。
メドベージェフの5セットマッチはメルボルンで午前3時40分まで終わらなかった。試合がまだ続く中、観客の大半はロッド・レーバー・アリーナを去っていたが、中にはメドベージェフの勝利を予想していなかった人もいた。
ロシアのルースヴオリは出だしが悪く、ショットをミスし、サーブも不調で2セットを落とした。大会前にラファエル・ナダルと練習していたルースヴオリにとっては、素晴らしい2セットだった。フィンランドのルースヴオリはコート後方から堅実なプレーを見せ、コーナーへの巧みなバックハンドで2セットを決めた。
メドベージェフは1月18日夜、ルースヴオリとの試合でボールをセーブする。写真: ATP
メドベージェフは、第2セットで5-3とリードしていた時にサービスゲームをうまく活用していれば、危険な状況に陥ることはなかっただろう。しかし、ロシアの選手は突如リズムを失い、相手に同点に追いつかれ、タイブレークで1-7と敗れた。ルースヴォリも第4セットで好調なプレーを見せ5-4とリードした際には、悔い改める理由があった。このゲーム後、メドベージェフは怒りに任せてラケットを投げつけ、水のボトルを倒した。第3シードのルースヴォリはラケットを交換し、力強く巻き返してタイブレークを制し、心理的に優位な状態で第5セットを迎えた。
ルースヴォリは午前3時までに疲労困憊していたが、メドベージェフは深夜の長時間試合で培った経験を発揮した。ジュニアにロングショットを何度も放ち、相手にミスを誘った。ルースヴォリはこのセットでわずか8ポイントしか獲得できず、28分でゲームを奪えずに降参した。
「もし僕が君だったら、この試合も見ないだろうね」とメドベージェフは試合後のインタビューで、試合の終わりについて冗談めかして言った。「辛抱強く見てくれてありがとう。君は本当に強い。僕は2セット負けた後に2回も勝った。どちらもここでだ。僕の記憶の中では美しい思い出だ」
メドベージェフは第3ラウンドで、最初の2試合で9セットを戦ったフェリックス・オジェ アリアシムと対戦することになり、厳しい試合になると予想される。
メドベージェフ同様、第6シードのアレクサンダー・ズベレフも1月18日に敗退寸前だった。ドイツ出身のズベレフは、予選通過者のルーカス・クラインとの第5セットを戦うことになった。ランキング150位以内ではなかったものの、クラインは見事なプレーを見せ、最初の3セットを2-1とリードし、最後の2セットではズベレフを2度のタイブレークに持ち込んだ。彼の勇気あるプレーは、緊張感あふれる2試合を7-5と10-7で制し、ズベレフの苦境を克服する助けとなった。
ズベレフは3回戦で、同じくノーシードのアレックス・ミケルセンと対戦する。ミケルセンが勝ち上がれば、2020年全米オープン準優勝者はシードのキャメロン・ノリーかシードのキャスパー・ルードと対戦することになる。
ヴィ・アン
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