ヤヒヤ・シンワールの珍しい写真
イスラエルは、ヤヒヤ・シンワルを10月7日のハマスによるイスラエル攻撃の「首謀者」として公然と非難しており、シンワルはガザ紛争の主要な標的の一人となっている。しかし、専門家は、彼は多くの主要指導者の一人に過ぎない可能性があると指摘している。
イスラエル国防軍(IDF)のダニエル・ハガリ報道官は定例記者会見でこのビデオを公開し、映像は10月10日にハマスの防犯カメラに記録され、ここ数日でIDFが収集したと述べた。
ハーン・ユニス地下トンネルにいたハマス指導者ヤヒヤ・シンワルに似た男を捉えた映像 - 写真:ナショナル
「こうしてヤヒヤ・シンワルさんとその家族は、彼が事前に建設した隠れ家の一つに通じるトンネルを通って地下に逃げたのです」とハガリ氏は語った。
イスラエル国防軍は、シンワルが潜伏しているとみられるハマスのトンネルの一角にイスラエル軍が進入する様子を映した2本目の動画も公開した。動画では、顔がぼやけている兵士が、シンワルの「主要隠れ家」にいると述べ、ハマス指導者が「最近」そこにいたと主張している。
動画には浴室、キッチン、寝室も映っており、兵士によると、部隊は「外に散らばった金庫やその他の資金の中に数百万シェケルとドル」を発見したという。
「彼らはイスラエル国防軍が近づいてくると聞いて逃げた。我々が来ることを知っていたので、逃げたのだ」と兵士はビデオの中で語った。
さらに確認すべき情報
現時点では、メディアは、シンワル氏がイスラエル軍が公開したビデオに映っている男性であるかどうか、またビデオがいつ撮影されたかについて独自に検証できていない。また、イスラエル国防軍もその主張を裏付けるさらなる証拠を提示していない。
イスラエル国防軍(IDF)のダニエル・ハガリ報道官は、このビデオは「シンワル容疑者追及の結果」であり、「生死を問わず、捕らえられるまで追及は止まらない。我々は必ず彼を捕らえると決意しており、必ず捕らえる」と付け加えた。
12月、イスラエル国防軍はヤヒヤ・シンワル氏の自宅を包囲したが、発見には至らなかった。イスラエル国防軍当局は、シンワル氏が地下に潜伏していたとみている。「彼を捕らえるのは時間の問題だった」と、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の顧問は後に述べた。
しかし、ヤヒヤ・シンワル氏の故郷であるハーン・ユニスに対するイスラエルの激しい攻撃にもかかわらず、同氏は依然として行方不明となっている。
ヤヒヤ・シンワールを見つけるためにカーン・ユニスを「掘り起こす」
長年ハマスを率いてきたヤヒヤ・シンワル氏は、ハマスの文民・ 政治指導者として地域のアラブ諸国と重要な新たな関係を築く前に、同運動の軍事部門の構築に責任を負っていた。
イスラエル軍がヤヒヤ・シンワルをまだ匿っているとみているハーン・ユニス市から煙が上がっている - 写真:フランス24
彼は2017年にガザ地区におけるハマスの政治指導者としてハマスの主要意思決定機関に選出された。しかし、欧州外交評議会(ECFR)の調査によると、彼はその後、事実上の同機関の指導者となった。
ヤヒヤ・シンワルは2015年に米国務省によって国際テロリストに指定され、現在イスラエルでは排除すべきハマスの最重要人物とみなされている。
イスラエル軍はここ数週間、ガザ中央部と南部への攻撃を強化している。その中には、戦争初期、ガザ北部がイスラエルの攻撃の焦点となっていた際にイスラエル軍が多数の民間人に避難を促していた地域であるハーン・ユニスも含まれている。
イスラエル国防軍は、ハーン・ユニスをハマスの主要拠点と宣言した。同市内の民間建物の地下に張り巡らされたトンネル網は、ハマスが10月7日の攻撃を計画した場所であり、現在ヤヒヤ・シンワル氏などの主要指導者が潜伏している場所でもあると彼らは考えている。
グエン・カイン(CNN、スカイニュースによる)
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