救急ステーション(FCO)は、人命救助における最初の「盾」として機能するだけでなく、人々と上位レベルの医療システムをつなぐ重要な架け橋でもあります。ラムタオ郡のFCOは、小規模で柔軟性があり、コミューンや町に設置されており、地域の健康を守る上での有効性を高めています。
2023年3月に設立されたこの地区には、カオサ、ソンヴィ、フングエン、ティエンキエン、ヴィンライ、フンソンの6つの村と町に7つのSCCポイントがあり、7人のポイント責任者と35人のボランティアが働いています。各村と町のSCCポイントは活発に活動し、人々の基本的な医療ニーズに応えています。メンバーは、退職者、在宅ビジネスを営む人々など、40歳から60歳までの方々です。SCCポイントは、赤十字社から各レベルの支援を受けており、ボランティア用のシャツや帽子、担架、包帯、医療用アルコールなど、活動に必要な物資を支給されています。その総額は2,500万ドンを超えます。
ラムタオ県フンソン町を歩くSCCのメンバーたち
ラムタオ地区の救急ポイントの有効性は、メンバーの献身的な活動だけでなく、円滑でプロフェッショナルな連携によっても実現されています。ポイントには常に2~4名のメンバーが勤務し、各メンバーには明確な役割が与えられています。事故が発生すると、1名が住民からの情報収集を担当し、1名が必要な医療機器を準備し、残りのメンバーは現場に直行して応急処置を行う準備を整えています。こうした迅速な対応こそが、ラムタオ地区の救急ポイントが緊急事態に効果的に対応できるだけでなく、地域社会からの強い信頼を築くことにも繋がっています。
フンソン町SCC検問所では、チームの迅速さと献身的な対応により、多くの救命成功例が記録されています。フンソン町交通事故救急ポイント責任者のグエン・ゴック・ミン氏(62歳)は次のように述べています。「町のSCCポイントは私の家のすぐそばにあり、昼夜を問わずいつでも対応可能です。事故や事件の通報を受けると、できるだけ早く現場に駆けつけ、必要な医療機器を持参し、その場で応急処置を行います。大切なのは、落ち着いて被害者の容態を安定させ、最寄りの医療機関に搬送することです。私は多くの悲惨な交通事故を目撃してきました。中には死亡事故や負傷事故に遭った事故もありました。そのため、高齢にもかかわらず、今も積極的に救急活動に参加し、地域で交通事故に遭った不運な人々を支援しています。」
ラム・タオにおける救急活動の成功に大きく貢献しているもう一つの要因は、近隣の医療施設との連携です。SCC拠点は常に地区病院やコミューン保健所と緊密な連絡を取り合っており、救急処置後、患者を可能な限り迅速に医療施設に搬送し、合併症のリスクを最小限に抑えています。こうした連携は、特に生命に関わるケースにおいて、時間の節約に役立っています。
設置以来、学区内のSCC拠点は、主に生徒と車両との衝突事故を中心に20件以上の救急処置を行ってきました。上記の全てのケースにおいて、通報を受け、迅速に現場に駆けつけ、応急処置を施し、近隣の医療機関へ速やかに搬送しました。
しかし、ラムタオ地区の救護所の運営は依然として多くの困難に直面しています。例えば、一部の検問所のボランティアは就労年齢を過ぎた高齢者が中心で、負傷者への応急処置の知識を欠いており、これも救護活動に支障をきたしています。さらに、活動に必要な物資や機材が不足し、活動資金も非常に限られています。SCC(救護センター)の拠点には本部がなく、ほとんどの救護所は家庭の歩道に仮設されたシェルターとなっています。
救急ステーションには、応急処置に必要な医療用品が備え付けられています。
地区赤十字社(RCS)会長のグエン・ティ・フオン・ディウ同志は、「省赤十字社がボランティア向けの地域救急法研修コースを開催し、認定証を発行することを期待します。同時に、各レベルの人民委員会に対し、RCSポイントへの資金援助を要請します。これにより、追加の医療機器の購入が可能になり、ボランティアの士気を高めるための活動費も支援されます。」と述べました。
いくつかの困難にもかかわらず、メンバーの献身的な活動と効果的な連携のおかげで、ラムタオ郡の各町村のSCC拠点は、すべての人々の健康と生活を守るという任務をしっかりと遂行しています。これらの拠点は、地域住民にとって確固たる信頼の源となっています。
クオック・アン
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出典: https://baophutho.vn/hieu-qua-cua-diem-so-cap-cuu-o-lam-thao-221488.htm
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