アレクサンドラ・エアラ選手は、オープン時代においてグランドスラム大会の本戦で優勝した同国初の選手となり、フィリピンテニスの歴史に名を残した。
2時間36分に及んだ試合で、エアラは最終セットで1-5の劣勢から劇的な逆転劇を見せた。第14シードのクララ・タウソンを第3セットのタイブレークに持ち込み、5本のマッチポイントを奪って6-3、2-6、7-6(11)で勝利を収めた。

エアラは全米オープンの第1ラウンドで勝利した後、涙を流した(写真:ゲッティ)。
「フィリピン人であることは、私にとって大きな誇りです。母国では大会に出場していないので、全米オープンで観客の皆さんの温かいサポートのおかげで、まるで故郷にいるような気分になり、とても感謝しています」と、エアラは試合後に語り、観客の熱烈な応援に感謝の意を表した。
試合は第1セットから緊迫した展開となった。最初の4ゲームで互いにポイントを交換した後、エアラはタウソンのサービスをブレークし、3-2とリードを奪った。しかし、このデンマーク人選手が観客の騒音について審判に抗議し、警告を受けたことは特筆すべき点だった。エアラがリードを5-3に広げた時、審判は再び観客に静かにするよう指示した。
エアラは第1セットを締めくくったが、第2セットではタウソンがすぐに主導権を握り、3回サービスブレークを果たして試合を最終セットに持ち込んだ。
第3セットはタウソンが5-1とリードした時点で勝利確実と思われた。しかし、観客の声援を受け、エアラは力強く反撃。タウソンのサービスを2度ブレークし、5-5の同点に追いついた。

アレクサンドラ・エアラは20歳でグランドスラムでフィリピンのテニス界に新たな歴史を刻んだ(写真:ゲッティ)。
タウソンは失望にも関わらず、マッチポイントをしのぎ、試合をタイブレークに持ち込んだ。8-4の劣勢から巻き返し、さらに3つのマッチポイントをしのいだが、エアラの歴史的な勝利(13-11)を阻止するには至らなかった。
「私はいつも歴史についてもっと学びたいと思っています。この試合は私にとって思い出深い試合です」とエアラは語った。
エアラにとって、ニューヨークでの歴史的な瞬間はこれが初めてではない。2022年には、準々決勝でミラ・アンドリーバを6-4、6-0、準決勝でビクトリア・ムボコを6-1、7-6(5)、決勝でルーシー・ハブリコバを6-2、6-4で破り、全米オープンで優勝し、ジュニア・グランドスラム女子シングルスでフィリピン人初の優勝者となった。エアラは現在、キャリア初のグランドスラム2回戦進出を目指している。

ジャニス・チェンが全米オープンの第1ラウンドで優勝した(写真:ゲッティ)。
エアラに加え、東南アジアからは全米オープンで大きな話題を呼んだ選手がもう一人いた。 世界ランキング149位のジャニス・チェン。23歳のインドネシア人テニス選手が、第24シードのロシア人選手、ベロニカ・クデルメトワを6-4、4-6、6-4で破り、インドネシアテニス界に新たな歴史を刻んだのだ。22年ぶりに、インドネシアのテニス界からグランドスラム本戦で優勝した選手が誕生したのだ。
出典: https://dantri.com.vn/the-thao/hai-tay-vot-dong-nam-a-cung-tao-dia-chan-tai-us-opem-20250825183955445.htm
コメント (0)