カントリーガーデン(中国)は多額の負債を抱えている。(出典:ブルームバーグ) |
今週、中国大手不動産グループ、碧桂園の債券保有者は、39億元(5億3500万ドル)の債券の返済期限を2026年まで延長するかどうかを投票で決定した。
もし異議が申し立てられれば、2021年に同様の事態がエバーグランデに起こったこと以来、カントリーガーデンは中国最大の不動産会社として債務不履行に陥るリスクに直面することになる。
しかし、カントリー・ガーデンの債券保有者は9月1日までに、当初9月2日に支払われる予定だった債券の支払いを2026年まで延長することに同意した。カントリー・ガーデンは投票の結果を確認していない。
しかし、中国最大の不動産開発業者は2022年もまだ「安全」ではない。来週にはさらに2,250万ドル相当の債券2件の利払いが予定されているからだ。
カントリーガーデンは8月初旬にこの支払い義務を履行できず、30日間の猶予期間が与えられたが、この猶予期間は9月5日に終了する予定である。それでもこの利息の支払いを怠れば、カントリーガーデンは債務不履行に陥るリスクがある。
今週、信用格付け会社ムーディーズはカントリー・ガーデンの債務格付けをCaa1からCaにさらに引き下げた。これは同社が「非常に投機的であり、債務不履行に陥っているか、それに近い状態にある可能性がある」ことを意味する。
ムーディーズの上級副社長ケーベン・ツァン氏はこの決定について、カントリー・ガーデンは流動性が逼迫しており、債務不履行のリスクが高いと述べた。
碧桂園は現在、多額の負債を抱えており、2022年末までにその額は1兆4300億元(1960億ドル)に達すると推定されている。同社は今年上半期に489億元という過去最大の損失を計上した。
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