連邦準備制度理事会のジェローム・パウエル議長は経済について国民に定期的に安心感を与えているものの、連邦準備制度理事会自体は人員削減を行っている。
連銀の広報担当者は9月22日、 CNNに対し、年末までに約300人の人員削減を行うと確認した。人員削減は異例で、2010年以来となる。連銀は現在、12の地方支店に約2万1000人の職員を抱えている。
FRBの広報担当者は、人員削減はレイオフ、早期退職、欠員補充の不実施など、様々な形で行われると述べた。削減対象となる人員数は明らかにしていない。削減対象となるのは、現在必要とされていない技術関連などのサポート職が中心となる。
このニュースは、パウエル議長が高インフレと急騰する金利の中での米国経済の強さに驚きを表明したわずか数日後に報じられた。
「経済活動は我々が考えていたよりも力強い。誰もがそれを認識していたと思う」と、パウエル議長は今週の政策会合後の記者会見で記者団に語った。こうした楽観的な見方を反映し、FRB当局者は今年の米国GDP見通しを上方修正し、失業率の見通しを引き下げた。また、政策金利を据え置くことを決定した。
しかし、パウエル議長は、米国が「ソフトランディング」する保証はなく、労働市場の「冷え込み」が続く場合にのみ、インフレは持続可能な水準まで低下するだろうとも述べた。ソフトランディングとは、インフレが抑制されるものの景気後退を招かない状況を指す。
パウエル議長は、これは「あり得る」ものの、「我々が制御できない要因によって決まる可能性がある」と述べた。例えば、エネルギー価格の上昇は依然としてインフレ率を押し上げる可能性がある。また、米国の自動車労働者のストライキも、労働市場への影響からFRBの注目を集めた。
ハ・トゥ(CNNによると)
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