英国議会の主要な懲罰機関である特権委員会は6月15日、100ページを超える調査報告書を公表し、新型コロナウイルス感染拡大による英国全土のロックダウン中に首相官邸で行われた集会について問われた際、ボリス・ジョンソン前首相が議会を繰り返し誤解させたと結論付けた。
ボリス・ジョンソンは3月にロンドンの自宅を出る
ロイター通信によると、委員会はジョンソン氏が下院と委員会を故意に誤解させ、信頼を裏切り、委員会を攻撃して下院の民主的プロセスを損ない、委員会への虐待と脅迫のキャンペーンに加担したとして非難した。
「今回の侮辱行為は、政府の最高幹部である首相によって行われたため、なおさら重大である。下院を故意に欺いた首相はこれまで一人もいなかった」と委員会は結論付けた。
委員会は、集会は規則に違反していないとするジョンソン首相の主張を否定し、下院での発言の解釈においてジョンソン首相が故意に不誠実であったと非難した。
与党保守党と野党労働党の両党から委員が参加する特権委員会は、ジョンソン氏がまだ下院議員であるならば、下院から90日間の資格停止処分を受けるべきだと述べた。「我々は、ジョンソン氏に元議員の資格を与えるべきではないと勧告する」と、ジョンソン氏が議会に入ることを可能にする資格について言及した。
英国首相、ロックダウン中のパーティー出席を「後悔」、その理由は「ばかげている」と批判
先週、ジョンソン元首相は報告書のコピーを見た後、議員を辞任した。元首相は自身に対する捜査を魔女狩りだと非難した。「これらの出来事は、私たちの職務上絶対に必要だったと信じています。私たちはパンデミックに対処しました。しかし、私の言うことだけでなく、ロンドン警視庁の言うことにも耳を傾けてください。警察はこれらの出来事すべてにおける私の役割を調査しましたが、私の側に不正行為は見つかりませんでした」とジョンソン氏は述べた。
同 政治家は委員会の報告書を「でたらめ」「嘘」「偽り」と呼び、委員らが自分に対して恨みを抱いていると非難した。
[広告2]
ソースリンク
コメント (0)