(CLO)2月11日、欧州諸国と韓国は、米国のドナルド・トランプ大統領が輸入鉄鋼・アルミニウムに25%の課税を決定したことに対し懸念を表明し、対処方針を策定した。
欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は、米国の決定を受け、EUは「断固として相応の」対抗措置を講じると述べた。また、米国の決定は企業に損害を与えるだけでなく、消費者にも悪影響を及ぼすだろうと述べた。
フォン・デア・ライエン氏はまた、EUは関税を「野放し」にすることはなく、域内の利益を守るために行動する用意があると強調した。EUは、ジョー・バイデン前大統領との合意に基づき停止されていた2018年に課された関税を再開する可能性がある。EUの対応に関する協議は2月12日に行われる予定だ。
イラスト: CC/Wiki
韓国では、崔相穆(チェ・サンモク)大統領代行が、関税が国内企業に及ぼす悪影響を最小限に抑えるため、政府は米国との交渉に全力を尽くすと述べた。また、韓国は米国との緊密な関係を維持し、日本やEUとも協議して共同で対応していくと述べた。
韓国のチョン・インギョ通商産業相は、新たな関税により米国の鉄鋼需要が減少し、韓国の鉄鋼メーカーに打撃を与える可能性があると警告した。しかし同時に、これは企業にとって新たな市場開拓の機会とも捉えている。
両国はまだ具体的な対応策を発表していないものの、今後数日間は協議と交渉が続くと予想される。韓国とEUは共に、特に貿易摩擦を背景に金価格が過去最高の2,942.70ドルに急騰していることから、米国の決定は世界経済に大きな打撃を与える可能性があると指摘した。
ホワイトハウスによると、韓国、日本、EUをはじめとする多くの国からの鉄鋼輸入に対し、3月12日から25%の関税が発効する。これらの国をはじめとする多くの国々は変化に直面することになる一方、世界の鉄鋼メーカーもこの決定の影響への対応準備を進めている。
ゴック・アイン氏(ロイター、ブルームバーグ、聯合ニュースによる)
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出典: https://www.congluan.vn/chau-au-va-han-quoc-phan-ung-voi-quyet-dinh-ap-thue-thep-va-nhom-cua-my-post334048.html
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