米国とサウジアラビアは5月20日、ジッダでスーダンの対立する2つの勢力間の協議を仲介した。「7日間の停戦は5月22日夜から発効する。双方が合意すればこの命令は延長される可能性がある」と米国とサウジアラビアは会談後の共同声明で述べた。
声明は「これまでの停戦とは異なり、ジッダで達成された合意はすべての当事者によって署名され、米国とサウジ、そして国際的な停戦監視メカニズムによって監視された」と述べた。
声明ではまた、今後の協議では民間人の安全と人道的状況を改善するために必要な追加措置に焦点が当てられるとも述べた。
スーダンでの戦闘が6週目に突入し、新たな停戦が合意された。準軍事組織の緊急支援部隊(RSF)とスーダン軍(SAF)が権力争いを続ける中、空爆と砲撃がスーダンの首都を揺るがしている。
5月1日、スーダンのハルツーム北部で空爆が行われ、黒煙が上がる。写真:ロイター
5月20日、カタール大使館が武装集団に襲撃され、 外交使節団が襲撃された。ドーハはこの行為を非難し、スーダンにおける「敵対行為の即時停止」を求めた。
カタールはどの部隊が攻撃を実行したかを明らかにしなかったが、スーダン政府の声明ではRSFの準軍事部隊が攻撃を実行したと非難した。
ここ数週間、ヨルダン、サウジアラビア、トルコの大使館も襲撃されている。主な戦闘は首都ハルツームで発生しているが、暴力は西部ダルフール地方にも広がっている。
4月15日に紛争が始まって以来、約110万人が国外へ避難または逃亡した。世界保健機関(WHO)によると、戦闘で少なくとも705人が死亡、5,287人が負傷した。
SAFとRSFの戦闘により、スーダンは無法状態に陥り、略奪が横行している。食料、現金、生活必需品の備蓄は底を尽きつつある。
米国国際開発庁(USAID)は5月19日、スーダンおよびスーダン避難民を受け入れている国々に対し、1億ドル以上の医療・食糧支援を行うと発表した。「スーダンが経験している苦しみの深さを伝えることは難しい」と、USAIDのサマンサ・パワー長官は述べた。
場所はスーダン。画像: AFP
タン・タム(ロイター通信、AFP通信)
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