ジョー・バイデン大統領は、来月開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するため、習近平国家主席をサンフランシスコに招待した。ホワイトハウスによると、バイデン大統領は王毅外相に対し、米中両国は「両国関係における競争を責任を持って管理し、開かれたコミュニケーションのラインを維持しなければならない」と伝えたという。
中国の王毅外相は2023年10月27日、ワシントンでアントニー・ブリンケン米国務長官と会談した。写真:ロイター
中東でイスラエルとハマスの紛争が激化する中、バイデン氏は「米国と中国は世界的な課題に対処するために協力しなければならない」とも強調した。
ホワイトハウスはバイデン氏と王氏が握手している写真を公開した。会談にはアンソニー・ブリンケン国務長官とジェイク・サリバン国家安全保障問題担当大統領補佐官も参加していたが、報道関係者は立ち入りが禁止されていた。
国家安全保障会議報道官のジョン・カービー氏は記者団に対し、習近平国家主席がサンフランシスコでジョー・バイデン大統領と会談するかどうかはまだ確認されていないと語った。
しかし、カービー氏は、ホワイトハウスのルーズベルト・ルームで行われた1時間にわたる会談は「前向きな展開であり、対話を継続する良い機会だ」と述べた。さらに、イスラエルとハマスとの戦争は「確かに議題に上がった」と付け加え、気候変動といった世界的な問題も同様に議題に上がったと述べた。
王毅外相は木曜日にブリンケン米国務長官と会談した後、長年の緊張を経て「米中関係を安定させ」、「誤解を減らしたい」と述べた。今後も意見の相違は生じるだろうと認めつつも、中国は「どちらが強く、どちらが発言力が大きいかで何が正しいか、何が間違っているかが決まるわけではないと信じている」ため、「冷静に対応する」と述べた。
ジョー・バイデン氏と習近平国家主席は、2022年11月にインドネシアのバリ島で会談して以来、連絡を取っていない。米国と中国の緊張関係は長年にわたり世界の主要課題の一つとなっている。
フイ・ホアン(AFP、ロイター、CNAによる)
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