北京の主要観測所となっている南郊の気象観測所は、木曜日の午後2時半(現地時間)に気温40.7度を記録した。40度を超えたのは2014年5月29日以来。午後3時19分には気温が41.1度まで上昇した。
中国、インド、ベトナムを含む多くのアジア諸国で猛暑が続いている。写真:ロイター
今日は、近代気象記録が始まって以来、北京の6月としては最も暑い日となりました。これまでの最高気温は1961年6月10日に記録された40.6度でした。
「6月がこんなに暑かったのは初めてだったのに、今は手が震えるほど暑い」とある微博ユーザーは投稿した。「今、北京には太陽が3つ輝いているのだろうか?」と疑問を投げかけるユーザーもいた。
北京北東部の小さな町、唐河口では気温が41.8度に達し、木曜日に中国で最も暑い場所という称号を得た。
人口約2,200万人の北京市は、木曜日から土曜日にかけて気温が39度に達する可能性があるとして、2番目に高い気象警報であるオレンジ警報を発令した。
中国北部と東部の北京、天津、河北省、山東省は先週、熱波に見舞われ、国家気象局は例年より約2週間早く熱中症警報を発令した。
熱波により、当局は農作物の保護、観光客の安全確保、一日の最も暑い時間帯の屋外活動の中止に向けた取り組みを強化している。
北京の気象局は住民に対し、「屋外での長時間の運動を避け、太陽光から身を守る効果的な対策を講じる」よう呼びかけた。
人口1300万人超の港湾都市、天津では、エアコン需要の急増により、6月15日の電力系統負荷は前年比23%増の1454万キロワットに達した。そのため、市は電力ケーブルが正常に機能しているかどうかを確認するため、地下トンネルを毎日巡回する作業員を派遣した。
木曜日、天津市中心部の気温は41.2度に達し、地域記録を更新した。市はオレンジ警報を発令した。当局は「市民は熱中症に注意し、予防措置を講じる必要がある」と警告した。
科学者らは、主に化石燃料の燃焼によって引き起こされた地球の気温上昇が世界中の異常気象を悪化させており、ここ数週間、アジアの多くの国が致命的な熱波と記録破りの気温を経験しているという。
フイ・ホアン(CNA、ロイター通信による)
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